国産守る決意「提灯」に込め 〝令和の百姓一揆〟全国17ヵ所で2026年3月30日
未来の子どもに国産の農畜産物を残そう。その作り手・農家を守るため、今が正念場。そんな想いから、3月29日、全国17ヵ所で「令和の百姓一揆」の行動が行われた。東京ではトラクター・軽トラデモと提灯行進に1200人が参加した。

満開の桜の下で
「令和の百姓一揆」の全国規模の取り組みは、昨年3月30日以来2度目。今年は北海道から沖縄まで、10都道府県17ヵ所に広がった。
29日の東京はきれいに晴れ、桜が満開を迎える中での行動に、全国各地から農家、消費者らが集まった。
国産守る決意「提灯」に込め 〝令和の百姓一揆〟全国17ヵ所で
16時から声援に送られてトラクターと軽トラが出発。1時間後、提灯やノボリ旗を掲げた人の行進が続いた。沿道からも注目を集め、交差点や沿道にはスマートフォンで撮影する人たちの姿も。デモを見つめていた都内にする男性(50代)は「有事になって食料が買えなくなるのが心配です。食料が自給できなくて一人前の国と言えるのでしょうか」と話していた。
デモに先立つ集会では、トラクターと軽トラの参加者が一人ひとり想いを語った。
千葉県から参加した就農4年目の春和のぞみさんは「子どもたちがこれからも国産のものを食べられるよう、私たち大人が行動で伝えていかないと」と語った。千葉県でも「令和の百姓一揆の会・千葉」が結成され、6月28日、千葉県弁護士会館でシンポジウムが開かれる。
茨城県代表として発言したJA常陸組合長の秋山豊さんは、「この閉塞状況を水戸の力で突き抜ける。あきらめず、新しい農村、農業を作っていこう」と檄を発した。
羊羹を切るように

山形県鶴岡市議の草島進一さんは市議会で「(農家への)所得補償制度の実現を求める意見書」を全会一致で採択し国に送ったと報告。全国の地方自治体で決議をあげることを呼びかけた。
「令和の百姓一揆実行委員会」の菅野芳秀代表は「昨年の一揆から1年、状況は変わっていない。羊羹を切ったように日本から農民がいなくなり、食の供給がプツンと途切れる。そうなってから騒いでも遅い」と訴えた。
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