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農政:どうするのか?この国の進路 高市政権を考える

【高市政権を考える】米国に憲法9条を イラン攻撃 国際法違反の「悪の枢軸」 「月刊日本」編集長・中村友哉氏2026年3月27日

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たがが外れたような世相を憂う『月刊日本』編集長の中村友哉氏。イランに先制攻撃した米国こそ〝悪の枢軸〟だとする。

日米首脳会談に臨む高市早苗首相(左)とトランプ米大統領。3月18日=現地時間(首相官邸HPより)日米首脳会談に臨む高市早苗首相(左)とトランプ米大統領。3月18日=現地時間(首相官邸HPより)

米国とイスラエルによるイラン攻撃は、国際秩序を根底から破壊するものだ。これは日本政治にも多大な影響を与えることになる。

米国が差し迫った脅威がないにもかかわらずイランに先制攻撃を行ったことは、明らかな国際法違反である。トランプ大統領は年明け早々ベネズエラを攻撃したが、これも国際法違反だ。米国はイラクやイラン、北朝鮮を「悪の枢軸」と批判してきたが、米国こそ「悪の枢軸」と呼ぶべきである。

米国とイスラエルは攻撃を開始した2月28日に、イランの最高指導者であるハメネイ師を殺害した。同日、米軍はイラン南部ホルムズガン州の女子小学校を誤爆し、少なくとも175人の児童らを殺害した。CNNによれば、3月23日時点でイランでは子供217人を含む少なくとも1443人の民間人が死亡した。民間人か兵士かわからない死者も658人いるという。戦闘はレバノンにも波及し、同24日時点で1072人が死亡し、少なくとも121人が子供だとされている。

これに対して、イラン側も反撃に出て、ホルムズ海峡を事実上封鎖した。その結果、原油価格が高騰し、世界経済に大きな打撃を与えている。

もちろん日本もその影響を受けている。日本は原油輸入の約94%を中東に依存しており、タンカーの多くがホルムズ海峡を通っている。そのため、すでにガソリン価格が高騰しており、この先、景気が後退する恐れがある。

さらに深刻なことは、この戦争に日本が巻き込まれる危険性があることだ。トランプは日本などを名指しし、ホルムズ海峡の安全を確保するために艦船を派遣するよう求めてきた。

2015年に安倍政権下で成立した安保法制では、米国に対する武力攻撃が発生し、これにより日本の存立が脅かされ、国民の生命、自由および幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険がある場合、集団的自衛権に基づく武力行使ができるとされている。当時、安倍首相がその具体例としてあげたのが、ホルムズ海峡が機雷で封鎖されることだった。

今回イランはホルムズ海峡に機雷を敷設しておらず、そもそも日本の存立が脅かされているとも言い難いため、自衛隊を派遣することは不可能である。高市首相もそのことは理解しており、先の日米首脳会談でトランプ大統領に自衛隊の派遣には憲法9条の制約があることを説明したという。ここに来て理想的・空想的と批判されてきた憲法9条が絶大な効力を発揮したのだ。憲法9条がなければ高市首相はトランプの圧力に屈していただろう。日本は憲法9条のおかげで不当な戦争に巻き込まれず、日本国民の生命を守ることができたのだ。安保関連法に対しては違憲との声が根強くあるが、それでも憲法9条を突き崩すことはできなかったということである。

ただ、このままトランプがすごすごと引き下がるとは思えない。彼は国際法も米国の国内法も平気で踏みにじっているので、法の重要性を訴えたところで、とうてい納得しないだろう。今後も日本に圧力をかけ続ける可能性が高い。

また、高市首相がトランプの派兵圧力をかわしたことは評価すべきだが、それをもって日米首脳会談が成功したと言うことはできない。高市首相は「世界中に平和と繁栄をもたらせるのはドナルドだけだ」とトランプを持ち上げたが、米軍はイランやレバノンで罪のない子供たちを殺害している。そのことを問題にしないのはおかしい。

高市首相が米国のイラン攻撃について法的評価を避けていることも問題だ。差し迫った脅威がなくても先制攻撃を行うことが許されるなら、仮に中国が台湾に先制攻撃を仕掛けても、日本は法的評価を行えず、手を拱いて見ているしかない。中国にとってこれほど好都合なことはあるまい。高市首相が米国批判を避けていることが、台湾有事を呼び込んでいるとさえ言えるのだ。

報道によれば、トランプはイランとの停戦を模索しているとされる。しかし、停戦交渉がうまくいくかどうかは不透明だ。停戦が実現したとしても、トランプがキューバなど他の国に再び先制攻撃を仕掛ける可能性もある。

世界の平和と安定のためには、米国が二度と不当な戦争を行わないように強力な縛りを設けることが不可欠である。そのために最も効果的なのは、米国の憲法を改正し、日本の憲法9条のように戦争放棄を規定することではないか。米国は日米戦争の結果、日本が二度と米国の脅威にならないように憲法9条を押しつけた。いま米国が世界の脅威になっていることを考えれば、米国こそ憲法9条を持つべきだ。日本の憲法9条は自衛権までは放棄していないが、米国には自衛戦争も含めすべての戦争を放棄させる必要がある。

現時点では米国に憲法9条を持たせることは困難だが、このまま米国の国力が低下し、厭戦気分が強まっていけば、いずれそのタイミングがやってくるはずだ。米国に憲法9条を押しつけ、国際政治から撤退させること。これ以外に人類が存続する道はない。

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