ライフサイエンスが好調 バイエル2013年業績2014年3月18日
バイエル(本社:ドイツ・レバクーゼン)は2月末、2013年通期業績を発表した。医療品や農業関連などライフサイエンス事業が好調で、売上高・利益ともに前年を上回った。
グループ全体の売上高は前年比1%増の401億5700万ユーロで、過去最高を記録した。金利・税引き前利益(EBIT)は同25.6%増の49億3400万ユーロ、特別項目計上前EBITは同2.4%増の57億7300万ユーロ、当期純利益は同32.7%増の31億8900万ユーロだった。
農業関連事業グループ(バイエル クロップサイエンス社)は、売上高同5.2%増の88億1900万ユーロと大きくのびた。特別項目計上前EBITも同11%の22億4800万ユーロと大幅に増益となった。
地域別の売上高のび率は、中南米・アフリカ・中東が23.6%増と大きく伸長し、次いでアジア太平洋7.9%増、北米5%増、ヨーロッパ4.3%増となった。
農薬部門は、直近8年間に発売した新製品の売り上げが15億1000万ユーロを越え、約3割のびた。種類別ではとくに殺菌剤、殺虫剤が好調で、それぞれ15%ほどの売り上げ増。次いで除草剤8%増、種子処理剤7%増となった。
2014年の事業方針について、マライン・デッカーズ社長は、「ライフサイエンス事業の新製品の成長率を維持し、素材化学事業グループの収益性改善をはかる」とし、売上高420億ユーロと増収、特別項目計上前EBITは「1桁台前半の増加率にする」との目標を述べた。農薬関連事業については、「市場を上回る成長率を遂げる」としている。
(関連記事)
・理科実験教室の参加小学校を募集 バイエル(2014.03.10)
・水稲用除草剤「ビッグシュアZ1キロ粒剤」発売(2014.03.04)
・細貝選手ゲストにサッカー教室 バイエル(2014.01.09)
・農業関連事業、ラテンアメリカで好調 バイエル(2013.11.12)
・新規殺虫・殺ダニ剤「モベント フロアブル」(13.11.08)
重要な記事
最新の記事
-
米の作況指数の公表廃止 実態にあった収量把握へ 小泉農相表明2025年6月16日
-
【農協時論】米騒動の始末 "瑞穂の国"守る情報発信不可欠 今尾和實・協同組合懇話会委員(前代表)2025年6月16日
-
全農 備蓄米 出荷済み16万5000t 進度率56%2025年6月16日
-
「農村破壊の政治、転換を」 新潟で「百姓一揆」デモ 雨ついて農家ら220人2025年6月16日
-
つながる!消費者と生産者 7月21日、浜松で「令和の百姓一揆」 トラクターで行進2025年6月16日
-
【人事異動】農水省(6月16日付)2025年6月16日
-
3-R循環野菜、広島県産野菜のマルシェでプレゼント 第3回ひろしまの旬を楽しむ野菜市~ベジミル測定~ JA全農ひろしま2025年6月16日
-
秋田県産青果物をPRする令和7年度「あきたフレッシュ大使」3人が決定 JA全農あきた2025年6月16日
-
JA全農ひろしまと広島大学の共同研究 田植え直後のメタンガス排出量調査を実施2025年6月16日
-
生協ひろしま×JA全農ひろしま 協働の米づくり活動、三原市高坂町で田植え2025年6月16日
-
JA職員のフードドライブ活動で(一社)フードバンクあきたに寄贈 JA全農あきた2025年6月16日
-
【地域を診る】「平成の大合併」の傷跡深く 過疎化進み自治体弱体化 京都橘大学学長 岡田知弘氏2025年6月16日
-
いちじく「博多とよみつひめ」特別価格で予約受付中 JAタウン2025年6月16日
-
日本生協連とコープ共済連がともに初の女性トップ、新井新会長と笹川新理事長を選任2025年6月16日
-
【役員人事】日本コープ共済生活協同組合連合会 新理事長に笹川博子氏(6月13日付)2025年6月16日
-
【役員人事】2027年国際園芸博覧会協会 新会長に筒井義信氏(6月18日付)2025年6月16日
-
農業分野で世界初のJCMクレジット発行へ前進 ヤンマー2025年6月16日
-
(一社)日本植物防疫協会 第14回総会開く2025年6月16日
-
農業にインパクト投資を アンドパブリックと実証実験で提携 AGRIST2025年6月16日
-
鳥取・道の駅ほうじょう「2025大大大スイカフェスティバル」22日まで開催中2025年6月16日