イハラブラス社の株主割当増資を 主要株主7社が引き受け2015年9月18日
ブラジルの農薬販売会社イハラブラス社(本社:サンパウロ州)の日系主要株主7社は、今般同社が予定している株主割当増資(約1億米ドル)に関し、各社出資比率に応じ増資を引き受けることになった。
イハラブラス社の日系主要株主7社とは、日本曹達(株)、クミアイ化学工業(株)、住友商事(株)、三井化学アグロ(株)、住友化学(株)、三菱商事(株)、日産化学工業(株)の各社。
イハラブラス社は、1965年に日系農薬メーカーのブラジル販売拠点として設立されて以来、近年も自社独自の販路の確立、市場の大きな作物(大豆、トウモロコシなど)向けの農薬販売拡大などにより、売上高を伸ばしてきている。
今般、日系主要株主がイハラブラス社の増資を引き受けることにより、同社の財務基盤は大幅に増強され、更なる商品ポートフォリオの拡充、付加価値の高い新規剤の開発・導入などが促進され、ブラジル市場における一層のプレゼンスの発揮が期待される。
ブラジルの農薬市場規模は、2014年に119億米ドルに達し、世界の農薬市場の21%を超えている。広大な農地面積、豊富な水資源、安定した気候により、今後も長期間にわたり高い成長が見込まれている。多様な作物に対し高い効果を発揮する商品を多く持つ日系農薬メーカーにとっても、魅力的な市場であるといえる。
日系主要株主各社は、ブラジルにおける日系農薬メーカーの販社としてのイハラブラス社のプレゼンスと経験を活用し、各社の事業戦略の下、世界一の農薬市場規模を誇るブラジルにおけるビジネス基盤の強化・拡大を目指していく。
◎イハラブラス社概要
・設立:1965年3月18日
・社員数:640人(2015年3月末)
・増資後の資本金:約6億2300万ブラジルレアル(約1億7100万米ドル)。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(155)-改正食料・農業・農村基本法(41)-2025年8月16日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(72)【防除学習帖】第311回2025年8月16日
-
農薬の正しい使い方(45)【今さら聞けない営農情報】第311回2025年8月16日
-
(448)郷愁とノスタルジー【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年8月15日
-
あらゆる暴力の即時停止を 被爆・戦後80年にメッセージ発表 パルシステム連合会2025年8月15日
-
京都府「第3回京のこだわり畜産物レシピコンテスト」開催2025年8月15日
-
「パンのフェス2025」三井アウトレットパーク木更津で9月に開催2025年8月15日
-
機械審査なし「お米番付12回大会」エントリー開始 八代目儀兵衛2025年8月15日
-
東京23区の住民 過去1年間に森林を訪れたのは3人に1人 森林総研2025年8月15日
-
【サステナ防除のすすめ2025】秋冬野菜の病害虫防除 異常気象こそ先手対応を2025年8月14日
-
見なくなった案山子、燕・雀・烏【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第353回2025年8月14日
-
花がよく売れるお盆・彼岸から見えてくる花産業の問題点【花づくりの現場から 宇田明】第66回2025年8月14日
-
渡り鳥「キビタキ」「ノビタキ」越冬地との間の移動経路を明らかに 森林総研2025年8月14日
-
国産・添加物削減・減農薬にこだわり「デポー国領駅前」リニューアルオープン 生活クラブ生協2025年8月14日
-
果実のフードロス削減・農家支援へ「キリン 氷結 mottainai 浜なし」再登場2025年8月14日
-
【役員人事】バイエル(9月1日付)2025年8月14日
-
「地元で働きたい」に応える 地域限定採用で安定雇用も実現 パルシステム埼玉2025年8月14日
-
政府の「米増産」方針 立ちはだかる「壁」と拭えぬ不安 産地JAと米農家の声2025年8月13日
-
【サステナ防除のすすめ2025】果菜類(施設)編 太陽熱で死滅狙う(1)2025年8月13日
-
【サステナ防除のすすめ2025】果菜類(施設)編 太陽熱で死滅狙う(2)2025年8月13日