肥料本部内に農場グループを設立 農場経営の試行を目指す 片倉コープアグリ2022年10月20日
片倉コープアグリ株式会社は農場経営を試行していくことを具体的に見据え、2022年10月1日付けで同社肥料本部内に農場グループを立ち上げ農場経営の準備をスタートしたと発表した。
同社は技術・製品で農業の魅力を伝える新たな発信基地として、また、研修から憩いまでと幅広く社員の夢となる農場・施設の経営を目指すとしている。事業拠点は茨城県内。栽培面積は露地50a、ハウス3aからスタートし、3年目以降は順次拡大を目指す。栽培作物については、露地栽培は季節に応じた野菜類(えだまめ、ズッキーニ、キャベツ、ブロッコリー等)、ハウス栽培は果菜類(ミニトマト等)が候補として挙げられている。
社外向けに期待する付加価値としては、同社の認知度向上、CSRの取組促進(SDGs、みどりの食料システム戦略、カーボンニュートラルへの貢献)、地域貢献(雇用創出、障害者の就労支援、耕作放棄地の活用)、 技術指導・栽培技術や栽培パッケージの提供が挙げられる。社内向けに対しては、人材育成(生産者目線の栽培技術・知識の習得、新たな農業ビジネスの機会創出)、経営管理能力の向上(経営ノウハウの習得)、実践圃場としての活用(技術・営業知見の向上)、社員のやりがい向上(リフレッシュ機会の創出)が挙げられる。
将来的には社員の研修施設化、体験農場・観光農場や宿泊施設・キャンプ場、外部委託による収穫物の加工や酒類の製造
を手掛けていきたいとしている。また、同農場で栽培される作物を活用し、加工品の製造・販売の他、醸造施設や販売施設の設立も考えているという。
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