スマホ用アプリケーション「AcroSeeker」ラオス・インドネシアへ対応拡大 日本農薬2024年10月1日
日本農薬は、スマートフォン用アプリケーション「レイミーのAI病害虫雑草診断」の海外向けサービス「AcroSeeker®」利用エリアを拡大。8月26日付でラオスおよびインドネシアに拡大し、世界160以上の国と地域で同アプリを利用できるようになった。
「レイミーのAI病害虫雑草診断」アプリは、日本農薬とNTTデータCCSが共同で開発したAIが、作物や田畑に発生する病害虫や雑草を写真から診断するスマートフォン用の防除支援ツール。グローバル統一名称「AcroSeeker®」のもと、2022年10月にインド・ベトナム・台湾に配信を始め、2023年1月に韓国を追加し、各国のニーズに合わせたAIや対象作物の開発、現地語へ対応を進めてきた。
今回のラオスでは、JICA技術協力プロジェクト「ラオス国フードバリューチェーン強化プロジェクト」が実施中で、フードバリューチェーン強化の基本である農産物の生産性向上と品質改善を、スマート農業技術を通じて支援するため、同アプリのラオスでの配信が要望された。これを受けて、ラオス農林省(MAF)の植物検疫所の全面協力のもと、アプリ開発を進めてきた。
リリース後はMAFの農業普及局を中心に、同アプリをラオス国内の農家や農業普及員に広く普及。農業現場の課題解決に役立つソリューションとして活用される。
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