有機EL発光材料の量産体制構築へ Kyuluxと資本業務提携契約を締結 日本曹達2024年11月21日
日本曹達と、株式会社Kyulux(福岡県福岡市)は、次世代有機EL発光材料である熱活性化遅延蛍光材料(TADF)に関する量産体制構築に向け資本業務提携契約を締結した。
従来の技術とHyperfluorescence™の性能比較(左)と発光比較(右)
日本曹達は今後、Kyuluxに資本参加するとともに、量産体制確立に向けたプロセス開発と設備投資を実施。Kyuluxは、日本曹達の量産体制構築を技術面から支援することで、世界初となるTADFの量産と安定した供給体制を実現する。
Kyuluxは、有機ELディスプレイなどに用いる次世代有機EL発光材料の開発を行う九州大学発のスタートアップ。有機ELディスプレイは液晶に代わるディスプレイとして急成長が続く市場で、今後より一層の高性能化・低消費電力化が求められている。
Kyuluxが開発するTADFは、レアメタルを一切使用しない環境負荷低減型の新規材料。このTADFをアシストドーパントとして活用した有機EL発光技術「Hyperfluorescence™」は、高効率、高色純度および長寿命、低コストを同時に実現する究極の発光技術として、今後さらなる事業拡大が期待される。
両社は2020年1月に共同開発契約を締結し、TADFの生産ノウハウの確立を目標に中間体に関する研究開発に取り組んできた。今後の量産開始を見据え、さらなる連携が必要となったことから、10月に資本業務提携契約を締結。今回の提携により、高品質で安定したTADFのサプライチェーンを構築し、より一層の性能向上と販売強化を目指す。
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】サトウキビにイナゴ類 奄美地域でやや多発 鹿児島県2025年8月19日
-
【注意報】ネギ、野菜・花き類にシロイチモジヨトウ 県下全域で多発に注意 富山県2025年8月19日
-
【注意報】ダイズ吸実性カメムシ類 県下全域で多発に注意 富山県2025年8月19日
-
JAのコスト低減や販売努力 農業者の「肯定評価」2割強 農水省2025年8月19日
-
コシヒカリ2.9万円 JA福井県 「作柄不安で市況一変」2025年8月19日
-
米の店頭価格 2週ぶり上昇 5kg3737円 農水省発表2025年8月19日
-
あきたこまち新米集荷合戦ヒートアップ【熊野孝文・米マーケット情報】2025年8月19日
-
「あきたこまち」の生育は順調、収量は平年並み 初出荷式開く JAにしみのとJA全農岐阜2025年8月19日
-
和牛を食べて応援「JA全農×ニッポンハムプレゼンツ 一球牛魂!和牛ナイター」開催2025年8月19日
-
「お肉の宅配肉市場」12周年 志田音々がお祝い お得な記念キャンペーン開催中 JAタウン2025年8月19日
-
熊本のおいしい魅力を全国へ JA熊本経済連2025年8月19日
-
毎年大好評 兵庫・丹波の秋の味覚「丹波栗」予約販売開始 JAタウン2025年8月19日
-
2024年度の新規加入が増勢に 若者と女性に年金制度のメリット訴求 農業者年金基金2025年8月19日
-
長野県産梨使用「とろける食感 ぎゅっと梨」19日から発売 ファミリーマート2025年8月19日
-
女子栄養大生が開発「ガーリックシュリンプ&チキンのお弁当」発売 コープデリ2025年8月19日
-
最旬の山梨県JAふえふき産「黄金桃」をケーキで「桃フェア 第二弾」開催 カフェコムサ2025年8月19日
-
農薬の役割をマンガで「まもるはなし」シリーズ公開 クミアイ化学工業2025年8月19日
-
鳥インフル 米テネシー州などからの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2025年8月19日
-
青森県JAつがる弘前「りんご生産者サポート」サポーター募集 コープデリ2025年8月19日
-
星槎大学と包括連携協定 障害者と働く社会を当たり前に パルシステム神奈川2025年8月19日