「バイオものづくり」のバッカス・バイオイノベーションへ出資 日本曹達2025年4月18日
日本曹達株式会社(以下、日本曹達社)は、神戸大学発のスタートアップ企業である株式会社バッカス・バイオイノベーション(以下、「バッカス社」)への出資を公表した。
1.バッカス社について
バッカス社は、デジタル技術とバイオ技術の融合による革新的な「バイオものづくり」の社会実装を目指して2020年に設立されたスタートアップ企業であり、「統合型バイオファウンドリ」という独自のプラットフォームを構築して、微生物による物質生産の効率化と新規有用物質の創出に取り組んでいる。大腸菌から糸状菌まで幅広い微生物に対応可能な育種技術と、デジタル技術を活用した開発プロセスの確立により、持続可能なバイオものづくり社会の実現を推進している。
【バッカス社概要】
会社名:株式会社バッカス・バイオイノベーション(英文:Bacchus Bio innovation Co., Ltd.)
所在地:兵庫県神戸市中央区港島南町六丁目3番7
代表者:代表取締役社長 兼 CEO 近藤昭彦
設立日:2020年3月18日
事業内容
統合型バイオファウンドリ
・DBTL バイオファウンドリ事業(超高速微生物育種)
・DBTL 基盤要素技術活用事業
・スケールアップ・プロセス開発事業
・自社プロダクト開発事業
・腸内細菌叢培養モデル事業
※統合型バイオファウンドリは、バッカス社の登録商標。
2.出資目的
日本曹達社(以下同社)は、持続可能な社会の発展に貢献し、企業価値を向上させるためのマテリアリティ(重要課題)として、アグリカルチャー分野とヘルスケア分野を特定している。 また、研究技術戦略「Brilliance through Chemistry 2030」において、バイオ資源利用技術を当社グループのプラットフォーム技術として強化・育成することとしており、バッカス社が保有する基盤技術は、日本曹達グループのマテリアリティと技術戦略に高い親和性がある。バイオものづくりを通じて地球規模の課題解決に寄与し、「誰もが幸せになれる社会を目指して貢献する」という、同社と共通した理念を掲げるバッカス社との協業により、同社の研究開発を加速することができると判断し、今回の出資を決定した。
3.今後の展開
同社は、バッカス社との協業により、アグリカルチャー分野とヘルスケア分野における技術獲得を推進し、新規事業の創出を目指す。また、同社の主要事業であるアグリビジネスにおいて、バッカス社の革新的なバイオプロセス技術を活用した、持続可能な農業生産に資する新規ソリューションの開発に取り組む。同社は、新たな価値を化学の力で創造し、「社会への貢献」を通じ「企業価値の向上」を実現することをミッションとしている。 このミッションのもと、オープンイノベーションを積極的に推進し、社会課題の解決に向けたソリューション提供を加速していく、としている。
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