売上げ10カ月連続で前年超 外食産業6月市場動向2017年7月28日
(一社)日本フードサービス協会は会員会社を対象とした6月度の外食産業市場動向調査をまとめた。
6月の外食産業は、梅雨時期にもかかわらず天候が比較的安定していたことから、客数が伸び、「ファミリーレストラン」(FR)の「和風」業種以外の売上げが前年を上回ったこともあり、全体売上げは104.7%と10カ月連続で前年を上回った。業態別の動向は以下の通り。
【ファーストフード】
全体売上げは106.9%と引き続き好調をキープしている。「洋風」はボリューム感を訴求したフェア品や個人客を対象にしたセットメニューが好評で売上げは117.7%と大きく伸長した。「和風」は季節セット、定食メニューで客単価が上がり売上げは101.8%となった。「麺類」は新メニューが好調で店舗数も増え売上げは104.4%、「持ち帰り米飯・回転寿司」では価格が高めの商品を増やした回転寿司で客単価が上昇し、売上げが102.2%となった。「その他」ではカレーが昨年末の価格改定で引き続き客単価が上昇し、売上げは103.7%となった。
【FR】
全体売上げは103.0%と前年を上回った。「洋風」はフェア品の好調やディナー時間帯の客数増などから売上げは102.6%だった。「和風」は店舗数減で売上げが99.6%と前年に届かなかった。「中華」は他業界とのコラボなどが好調で客単価が上昇し、売上げは102.5%。「焼き肉」はSNSのクーポン配信や肉の日(29日)イベントなどで集客が好調で、売上げも110.0%と大きく伸びた。
【パブ・居酒屋】
金曜日が1日多い曜日周りにも支えられ、客足が好調で売上げが101.8%と2カ月連続して前年を超えた。業種別には「パブ・ビアホール」売上げは106.2%、「居酒屋」も店舗整理や業態転換の効果が表れ、売上げは100.7%と2カ月連続して前年を上回った。
【ディナーレストラン】
高級業態の一部で振るわない店もあったが、季節メニューの投入や店舗増で売上げは103.8%と前年を超えた。
【喫茶】
天候に恵まれたことなどから売上げは102.3%となった。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(174)食料・農業・農村基本計画(16)食料自給率その他の食料安全保障の確保に関する目標2025年12月27日 -
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(91)ビスグアニジン【防除学習帖】第330回2025年12月27日 -
農薬の正しい使い方(64)生化学的選択性【今さら聞けない営農情報】第330回2025年12月27日 -
世界が認めたイタリア料理【イタリア通信】2025年12月27日 -
【特殊報】キュウリ黒点根腐病 県内で初めて確認 高知県2025年12月26日 -
【特殊報】ウメ、モモ、スモモにモモヒメヨコバイ 県内で初めて確認 高知県2025年12月26日 -
【注意報】トマト黄化葉巻病 冬春トマト栽培地域で多発のおそれ 熊本県2025年12月26日 -
【注意報】イチゴにハダニ類 県内全域で多発のおそれ 熊本県2025年12月26日 -
バイオマス発電使った大型植物工場行き詰まり 株式会社サラが民事再生 膨れるコスト、資金調達に課題2025年12月26日 -
農業予算250億円増 2兆2956億円 構造転換予算は倍増2025年12月26日 -
米政策の温故知新 価格や流通秩序化 確固たる仕組みを JA全中元専務 冨士重夫氏(1)2025年12月26日 -
米政策の温故知新 価格や流通秩序化 確固たる仕組みを JA全中元専務 冨士重夫氏(2)2025年12月26日 -
米卸「鳥取県食」に特別清算命令 競争激化に米価が追い打ち 負債6.5億円2025年12月26日 -
(467)戦略:テロワール化が全てではない...【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年12月26日 -
【スマート農業の風】(21)スマート農業を家族経営に生かす2025年12月26日 -
JAなめがたしおさい・バイウィルと連携協定を締結 JA三井リース2025年12月26日 -
「省エネルギー投資促進・需要構造転換支援事業」採択 高野冷凍・工場の省エネ対策を支援 JA三井リース2025年12月26日 -
日本の農畜水産物を世界へ 投資先の輸出企業を紹介 アグリビジネス投資育成2025年12月26日 -
石垣島で「生産」と「消費」から窒素負荷を見える化 国際農研×農研機構2025年12月26日 -
【幹部人事および関係会社人事】井関農機(1月1日付)2025年12月26日


































