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体調・免疫サポート食品の国内市場調査 富士経済2020年10月8日

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富士経済は新型コロナウイルス感染症の感染拡大を背景に、体調管理や免疫力を高める消費者意識の向上で注目される体調・免疫サポート食品およびサービスの国内市場を調査・分析。その結果を「体調・免疫サポート市場の最新動向調査 2020」にまとめ、10月5日に公表した。

富士経済 

2020年の体調・免疫サポート食品の国内市場は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を背景に、消費者の体調管理・免疫対策への意識の高まりや成分・素材の免疫機能に関するメディア報道の追い風に、基礎栄養や腸内環境、発酵食品が伸長し、前年比105.2%の8823億円が見込まれる。

また、近年では、日焼け止めの使用や熱中症対策で、女性や高齢者を中心に日光浴不足が指摘される中、新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛で日光浴の機会がさらに減少したことで、消費者の危機感が強まっていると分析。2020年はメディアやSNSなどでビタミンDの免疫力向上に対する有用性が取り上げられ、サプリメントなどを中心に需要が急増。ヤクルト本社が発売した「ジョア 1日分のカルシウム&ビタミンD」が売り上げを伸ばしていることから、ビタミンD訴求食品市場を前年比2.6倍の50億円と予測している。

体調・免疫サポート食品を分類別でみると、基礎栄養は2017年以降市場が縮小していたものの、2019年はインバウンド需要を追い風にビタミン・ミネラル複合訴求食品が好調で拡大に転じた。2020年はインバウンド需要が減退したが、新型コロナウイルス感染症の影響から免疫対策需要が拡大。加えて、ビタミンDやタンパク質訴求食品が大幅に伸長するとみられ、前年比102.3%の2222億円と予想した。

腸内環境は2015年から2016年にかけて、腸内フローラがメディアで取り上げられる機会が急増したことで、消費者の腸内環境改善に対する意識が高まり市場が拡大。2017年以降市場は落ち着いたものの、2020年は乳酸菌を中心に免疫力向上機能が注目され再び需要が増加し、市場は前年比106.9%の4193億円を見込んでいる。

伝統素材は免疫賦活作用のイメージが定着しており、2020年はマヌカハニーなどが免疫対策需要を取り込み伸長。一方、ダイエットイメージの強い大麦などの苦戦が影響し、市場全体では前年比97.1%の303億円を予想し縮小となる見込み。

発酵食品はこれまで腸内フローラなど腸内環境改善に関する情報の広がりを受け需要が増加。2020年は免疫力を高める食品としてメディアへの露出が増えた納豆やキムチなどが伸長し、市場は前年比106.5%の2106億円を予想している。

栄養摂取検査サービス(体調・免疫サポートサービス)は尿検査、遺伝子検査、血液検査や生体センサーなどを内蔵した機器による診断、健康管理アプリに紐づいたサプリメント販売サービスを対象とする。

2017年にユカシカドが尿検査の結果に応じて最適なサプリメントを提供するサービス「VitaNoteFOR」を開始し、本格的に市場が立ち上がった。血液検査や遺伝子検査によるサービスは以前から存在していたが、消費者への浸透はあまり進んでいないとし、一方で尿検査は手間などの負担が少なく、検査時点での健康状態が分析できるため需要が高まっている。2015年から2017年にかけて参入が増加し、2018年、2019年は順調に利用者数を増やし市場が拡大した。2020年はファンケルが尿検査の結果に応じたパーソナルサプリメントの販売を開始したことなどから、前年比133.3%の4億円を予想している。

また、体調管理・免疫対策に関する意識変化を把握するため消費者アンケート調査を実施。消費者アンケート調査(n=3万/複数回答)における「免疫力向上に良さそうなイメージのある行動」として、回答者の8割以上が「十分な睡眠」、6割以上が「運動」「発酵食品の摂取」、5割以上が「野菜の摂取」と回答。このほか、「フルーツの摂取」やナッツ、種実などの「栄養価の高い素材食品の摂取」を挙げる回答者も3割以上みられた。

消費者が持つ免疫力向上に良さそうな行動では、健康成分を添加・強化した健康飲料やサプリメントの摂取よりも、健康維持・増進の基本となる運動や睡眠、自然の野菜や発酵食品の摂取が高い傾向となった。

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