生協の「地域見守り協定」締結数 全市区町村の3分の2以上に到達2020年12月11日
日本生活協同組合連合会は、全国の生協が自治体と進めている「地域見守り協定」の最新の締結状況をまとめた。2007年から始まったこの取り組みは、高齢化の進行とともに全国各地に広がっており、全市区町村数の3分の2以上に当たる1165市区町村と協定を締結した。
2020年11月末現在、全国47都道府県内の自治体・社会福祉協議会などとの間で締結している「地域見守り協定」の締結市区町村数は、全市区町村数(1741)の66.9%に当たる1165に達した。県内全ての市町村と締結したのは、青森県、岩手県、宮城県、茨城県、埼玉県、千葉県、富山県、石川県、福井県、岡山県、鳥取県、山口県、徳島県の13県となった。
全国で1000万世帯以上が登録している生協の宅配や夕食宅配は、基本的に毎週同じ曜日(夕食宅配では週5日)の同じ時間に、同じ担当者が商品を届けている。各地の生協では、高齢の組合員に日々接する機会も多く、「ポストに郵便物がたまっている」「お届けした商品に手が付けられていない」などの異変を感じた際は、事前に取り決めた連絡先に連絡・通報を行っている。
日本生協連は、全国の生協とともに宅配事業を通じた日常的な組合員とのコミュニケーションを生かし、福祉の視点を取り入れたさまざまな事業や活動を展開。生協職員の認知症サポーター数は、2020年11月末現在、50生協で4万5000人を超えた。
最近では、福祉・子育て・まちづくりなど、幅広い分野に渡る「包括連携協定」の締結が全国で広がっている。
重要な記事
最新の記事
-
「令和の米騒動」と水田政策の未来 事後調整の必要とJAの機能 西川邦夫茨城大教授に聞く(2)2025年7月17日
-
【注意報】早期・普通期水稲に穂吸汁性カメムシ類 県下全域で多発のおそれ 長崎県2025年7月17日
-
【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 愛知県2025年7月17日
-
【注意報】斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 福島県2025年7月17日
-
全国の優績LA322人、27県の62チームを表彰 原点に立ち返り確かな一歩を JA共済連2025年7月17日
-
25年産米概算金、南国そだち2万2700円に 「相場見極め有利販売に注力」 JA高知県2025年7月17日
-
【地域を診る】能登半島地震から1年半 地域の農林漁業と医療・福祉を軸にした地域再生の必要性 京都橘大学学長 岡田知弘氏2025年7月17日
-
造花が増加【花づくりの現場から 宇田明】第64回2025年7月17日
-
ナガイモの産地間競争と国際化【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第349回2025年7月17日
-
【'25新組合長に聞く】JAにしうわ(愛媛) 井田敏勝氏(6/26就任) 高品質のみかん、全国に届ける2025年7月17日
-
「福島県産ももセリ台PR」を実施 県オリジナル品種「はつひめ」1箱10万円で取り引き JA全農福島2025年7月17日
-
最新・スマート農機の実演や展示も 福岡で「あぐりフェスタ2025」 JA全農ふくれん2025年7月17日
-
JA鹿本でジャンボスイカ品評会開催 最優秀は119キロの超特大果実2025年7月17日
-
鳴門市×おてつたび×JA里浦「半農半X」推進シェアハウス事業「なると金時編」開始2025年7月17日
-
農業ロボット開発のレグミンへ出資 AgVenture Lab2025年7月17日
-
北海道森林組合連合会のWEBメディア「森のしごと帖」スタート2025年7月17日
-
農薬散布BPOで熟練労働者の負担軽減 レグミンへ投資 ミライドア2025年7月17日
-
豆乳生産量 2025年度1~6月期107.4% 物価高でも市場拡大 日本豆乳協会2025年7月17日
-
農薬出荷数量は1.5%増、農薬出荷金額は4.0%増 2025年農薬年度5月末出荷実績 クロップライフジャパン2025年7月17日
-
未来のスマート農業へ ミライト・ワン・システムズ、日本マイクロソフトと協力 東京農大2025年7月17日