デジタルテクノロジーを活用したイノシシ被害対策 広島で実証実験開始2021年2月8日
鳥獣被害対策事業を展開するDMM Agri Innovationは、(株)アポロ販売、(一社)CEFIC研究所と共同で、広島県が公募した「ひろしまサンドボックス」の実証プロジェクト(行政提案型)「公園内のイノシシ被害軽減のための獣害対策支援業務」で、広島県立びんご運動公園のイノシシ被害を軽減することを目的に、デジタルテクノロジーを活用した鳥獣被害対策の実証実験を開始する。
広島県立びんご運動公園ではイノシシが出没し、掘り返しなどの被害が後を絶たない。そこで、従来のデータ(環境省の植生マップ等)を基に痕跡調査やドローン空撮のデータを加えた最新植生マップを作成しイノシシの生態を把握。そのデータを基に、赤外線カメラ搭載ドローンでイノシシを追跡撮影し、2日連続でイノシシの姿を捉えることに成功した。現在、映像解析や糞の分析などをCEFIC研究所(岡山理科大 吉川教授)で検査している。
今後は、痕跡調査の結果に基づき、場所を選定してトレイルカメラを設置することで、詳細なイノシシの生態を把握。また、電気柵、グレーチング、忌避剤などを設置し、イノシシから同公園の利用者を守る。今回は追い払いが目的だが、鳥獣被害対策は追い払いと捕獲をセットで行うことがより有効であるため、引き続き、恒久的な被害対策を進める。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(149)-改正食料・農業・農村基本法(35)-2025年7月5日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(66)【防除学習帖】第305回2025年7月5日
-
農薬の正しい使い方(39)【今さら聞けない営農情報】第305回2025年7月5日
-
【注意報】斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 石川県2025年7月4日
-
(442)エーカレッジ(作付面積)から見る変化【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年7月4日
-
【JA人事】JAながさき県央(長崎県)里山耕治組合長を再任(6月27日)2025年7月4日
-
人的資本を人事制度で具体化する 「令和7年度 人事制度改善セミナー」開催 JA全中2025年7月4日
-
「有機薄膜太陽電池」で発電した電力 ブドウの着色に活用 実証実験開始 山梨県2025年7月4日
-
株主優待制度を新設 農業総研2025年7月4日
-
夏の訪れ告げる初競りの早生桃 福島県産「はつひめ」販売 青木フルーツ2025年7月4日
-
ニッテン「スズラン印」ロゴマークをリニューアル 日本甜菜製糖2025年7月4日
-
「国際協同組合年」認知度調査「生協に参加したい」が7割 パルシステム2025年7月4日
-
洋菓子のコロンバン主催「全国いちご選手権」あまりんが4連覇達成2025年7月4日
-
野菜わなげや野菜つり 遊んで学ぶ「おいしいこども縁日」道の駅とよはしで開催2025年7月4日
-
北海道初進出「北海道伊達生産センター」完成 村上農園2025年7月4日
-
震災乗り越え健康な親鶏を飼育 宮城のたまご生産を利用者が監査 パルシステム東京2025年7月4日
-
神奈川県職員採用「農政技術(森林)経験者」受験申し込み受付中2025年7月4日
-
神奈川県職員採用「獣医師(家畜保健衛生分野)経験者」受験申し込み受付中2025年7月4日
-
信州の味が集結 JA全農長野×ファミマ共同開発商品 長野県知事に紹介2025年7月4日
-
障害者のやりがい・働きがい・生きがい「ガチャタマ」で応援 パルシステム埼玉2025年7月4日