自宅で簡単に作れる「豆乳メーカー」クラウドファンディングで発売 福農産業2021年2月18日
創業97年の住・生活商品の卸業、福農産業(兵庫県三木市)は2月17日、クラウドファンディングサービスのMakuakeで「豆乳マシーン×国産赤大豆セット」の先行販売を開始した。3月21日まで、Makuake限定価格として定価の30~15%オフで販売している。
同社は、各種園芸用品や農業用品、日用品などを全農、JAグループ、ホームセンターへ卸している。また、全農やJAを通じて農家へ商品を提供する中で、農家の悩みを聞き、解決できる商品を自社で企画して販売できることを強みとしている。
近年、同社と取り引きのあるホームセンターは、IT小売業の実現という目標を掲げ、売場や社内でのIT活用を急速に推進。ECに留まらず、既存店舗の顧客体験もデジタル技術を使って進化しており、デジタルとリアルを繋いだ新しい購買体験の提供に向けてDX専門のデジタル部署を立ち上げるなどリアル店舗の作業効率化も図られている。
小売業界だけでなく、卸業界も変化が求められる今、同社は卸業としてDXを積極的に導入し、デジタルとリアルを活用・最適化する住・生活総合卸業者への飛躍をめざしている。今回のクラウドファンディングはその一環で、農家の生産者と消費者をシームレスに繋ぐ代弁者となるため、豆乳メーカーを発売する。
同社は、日々農業に携わる中、大豆の栄養価に注目。大豆を効率的かつ効果的に食べるには「豆乳」が適しており、コンビニ・スーパーなどで紙パックの豆乳を購入するのが一般的だ。新鮮で出来たての豆乳を飲む機会はなかなかないが、「豆乳マシーン×国産赤大豆セット」は自宅で簡単に作れる豆乳メーカーで、大豆の栄養を丸ごと摂ることができる。
豆乳が美味しくないと感じる理由は、青臭さとえぐみにあるといわれる。大豆の細胞を砕くことで、大豆の酵素に不飽和脂肪酸がさらされて、n- ヘキサナールが発生し、豆乳に青臭さが出る。また、大豆を煮ると灰汁(あく)が出るが、これが大豆の栄養素である大豆サポニンやイソフラボンでえぐみ(苦み)になる。豆乳メーカーでは独自製法で一気に過熱するため、豆乳の青臭さ・えぐみを解消。高温で一気に加熱することで、大豆の持つホカホカ感を感じるできたての豆乳を楽しめる。
また、国産大豆とセットになっており、不要なものを一切使わず、大豆と水だけで無調整豆乳が作れる。自分で大豆を選ぶ際も、製造工程が確かな農家の国産大豆を使うなど素材からこだわったできたて新鮮な豆乳を自宅で気軽につくることができる。
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