行動の内向き傾向より強く「新型コロナウイルスに関する生活者調査」博報堂生活総研2021年2月22日
博報堂生活総合研究所は、新型コロナウイルスが流行している昨今の生活者意識や行動について「新型コロナウイルスに関する生活者調査」を2月1〜3日、首都圏・名古屋圏・阪神圏の20〜69歳の男女1500人を対象に実施した。
1月7日に1都3県に緊急事態宣言が再発出、13日には11都府県に拡大され、飲食店の時短要請強化など諸施策が行われる中、重症者は増加。今回の調査は、こうした状況と推移の中、医療体制のひっ迫や緊急事態宣言延長の検討が連日報道され、当初の2月2日から3月7日までに延長が決まった状況下で行われた。
感染拡大以前の普段の状態を100点としたとき、現在の状況下における「生活自由度」が何点くらいかをきいたところ、54.9点と、1月からは1.4ポイント減少。3か月連続で減少した。
新型コロナウイルス感染拡大に伴う【不安度】は前月からあまり変化はみられないが、【行動抑制度】は、3か月連続で全項目が増加。特に「外食を控えている」(82.4%、6.7pt増)が目立ち、「旅行・レジャーを控えている」(90.5%、3.8pt増)、「体験型エンターテインメントを控えている」(84.9%、3.6pt増)、「交友・交際を控えている」(85.4%、3.3pt増)と続いた。
【行動変化度】では、「できるだけテレワークをするようにしている」(35.0%、7.4pt増、有職者ベース)が大きく増加。「できるだけ時差通勤・時差通学をしている」(40.6%、3.9pt増)も増えるなど、出勤・通学の調整が目立つ。また、「家にいる時間が増えたので、なるべく自分で料理をするようにしている」(60.7%、4.4pt増)、「家にいる時間が増えたので、家の中でできる運動をするようにしている」(47.3%、3.4pt増)、「家にいる時間が増えたので、オンライン学習をしている」(19.5%、2.9pt増)など、家の中での行動に関する項目が増加している。
生活者の意識と行動は11月を境に「外」から「内」に転じたが、特に行動面でその傾向が強まっていることがうかがえる。
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】水稲の斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 山口県2025年7月8日
-
なぜ米がないのか? なぜ誰も怒らないのか? 令和の米騒動を考える2025年7月8日
-
2025参院選 各党に聞く「米・農政・JA」 【立憲民主党】「食農支払」で農地と農業者を守る 野田佳彦代表2025年7月8日
-
2025参院選 各党に聞く「米・農政・JA」 【自由民主党】別枠予算で農業を成長産業に 宮下一郎総合農林政策調査会長2025年7月8日
-
2025参院選 各党に聞く「米・農政・JA」 【日本共産党】価格保障・所得補償で家族農業守る 田村貴昭衆議院議員2025年7月8日
-
2025参院選 各党に聞く「米・農政・JA」 【れいわ新選組】農業予算倍増で所得補償・備蓄増を やはた愛議員2025年7月8日
-
【第46回農協人文化賞】集落と農地 地域の要 営農事業部門・広島市農協組合長、広島県農協中央会会長 吉川清二氏2025年7月8日
-
【第46回農協人文化賞】若者を育てる農協に 営農事業部門・北海道農協中央会前会長、常呂町農協前会長 小野寺俊幸氏2025年7月8日
-
トランプ政権の移民摘発 収穫できず腐る野菜「農家に大きな打撃」2025年7月8日
-
【第46回農協人文化賞】常に農協、農家のため 営農事業部門・全農鳥取県本部上席主管 尾崎博章氏2025年7月8日
-
150年間受渡し不履行がなかった堂島米市場【熊野孝文・米マーケット情報】2025年7月8日
-
2025参院選・各党の農政公約まとめ2025年7月8日
-
米価 6週連続低下 3600円台に2025年7月8日
-
【JA人事】JA秋田しんせい(秋田県)佐藤茂良組合長を再任(6月27日)2025年7月8日
-
【JA人事】JA北九(福岡県) 新組合長に織田孝文氏(6月27日)2025年7月8日
-
【JA人事】JAかながわ西湘(神奈川県)天野信一組合長を再任(6月26日)2025年7月8日
-
【JA人事】JAえひめ中央(愛媛県)新理事長に武市佳久氏(6月24日)2025年7月8日
-
宇都宮市に刈払機を寄贈 みずほの自然の森公園へ感謝と地域貢献の一環 JA全農とちぎ2025年7月8日
-
岡山の農業を楽しく学ぶ 夏休み特別企画「食の学校2025」 JA全農おかやま2025年7月8日
-
農業高校生研修を開催 秋田北鷹高等学校、増田高等学校の生徒が参加 JA全農あきた2025年7月8日