乾燥廃棄野菜事業で高森町、JA阿蘇などとフードロスを削減 hakken2021年4月16日
アイデアとテクノロジーで食の未来を作る(株)hakkenは、熊本県阿蘇郡高森町、JA阿蘇、(株)タイミー、肥銀オフィスビジネス(株)と乾燥廃棄野菜事業で連携。4月14日に同事業の提携協定式が高森町役場で行われた。
フードロス削減を通じた高森町農業活性化事業実施び協定式
乾燥廃棄野菜事業は、廃棄されている野菜を生産地で乾燥・加工する分散生産のシステムを用いて6次化農産業に挑戦し、新しい時代の食品小売を実現するプロジェクト。フードロスの削減、地方固有の課題解決、相対的貧困の解消、サステイナブルな消費市場の構築をめざし、熊本と広島を拠点に4月から事業を開始した。
同事業で用いる温風乾燥は、シンプルな加工で野菜の劣化や腐敗を遅らせることができる。消費期限は従来の生鮮野菜の10〜25倍程度延びることで、生産過程での廃棄コスト削減、物流のロス減少及び効率化、小売の仕入れ最適化、家庭での保管期限延長などさまざまなロスを抑制する。
また、商品開発ではブランディングプランナーやマーケターなど各分野で活躍しているメンバーが加入。Ajinomoto Group Acceleratorの採択企業としても、味の素と共に安全性に配慮したプロダクトの開発を進めている。第一弾の商品として、普段の食事に気軽に野菜を足せる具材商品と、乾燥野菜をオイル漬けにした食べる調味料の2種類を開発。この秋の限定販売と、冬には公式に市場流通を予定しており、専用販売オンラインページを開設し、順次取扱い店の募集を行う。
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