「蚕」専門の昆虫食スタートアップが「SILKFOODチップス」発売 エリー2021年7月14日
「蚕」の養蚕から、原料の開発販売、商品開発までを手がけるスタートアップのエリー株式会社(東京都中野区)は、原料に「蚕」を使ったサステナブルな食品「SILKFOOD(シルクフード)」を開発。自社ECショップ「シルクフード オンラインショップ」を7月8日に開設し、第一弾商品として「SILKFOOD チップス」の販売を開始した。
「SILKFOOD チップス」は、「蚕」を原材料として使用した無添加・ノンフライの「パリっと」した食感が特徴のチップス。原材料は、うるち米(国産)、植物油脂、食用蚕パウダー、食塩の4種類のみで、「からだにやさしく、地球にやさしく、それにちゃんと味がいい」というSILKFOODのコンセプトを表現している。蚕の持つ「旨味」や「香ばしさ」と国産米のおいしさと素材本来の良さを楽しめる。
薄焼きの「オランダせんべい」で知られる酒田米菓株式会社(山形県酒田市)との共同開発商品。酒田米菓は「弊社が70年間培った薄焼き技術でパリっとした食感の美味しいチップスが出来上がった。蚕の風味を香ばしく焼き上げており、お米との掛け算でお互いの良さが出た。米菓を蚕という次世代食品でアップデートした今回のコラボをお楽しみください」とコメントしている。
昆虫食は、世界的な人口増加や乱獲を背景に、牛や豚など従来のタンパク質に代わる環境への負担が少ない代替タンパク質が注目されている。約5000年の絹産業の歴史を人類と共に歩んできた「蚕」は、多くの国で食べられてきた歴史があり、日本でも古くから佃煮などとして親しまれてきた。同社の最新の研究では、栄養やおいしさに関する成分が豊富なことも判明しており、これからの「食」に必要な要素を満たすサステナブルフードであるといえる。
商品の購入はECショップ「シルクフードオンラインショップ」で。また、実店舗では、7月中旬から、URBAN RESEARCH 堀江店(大阪市西区)にあるTHE GOODLAND MARKETで販売を予定。「SILKFOOD チップス」は1袋30g入りで単品550円(税込)。ECでの販売は2袋単位。
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