最高級コシヒカリで醸す純米大吟醸スパークリング「ヒカリノオト」発売2021年8月27日
リカー・イノベーションは9月15日、お酒のオンラインストア「KURAND(クランド)」で、食用米による酒造りに挑戦する白杉酒造(京都府丹後市)が醸した純米大吟醸スパークリング「ヒカリノオト」の販売を開始する。
純米大吟醸スパークリング「ヒカリノオト」
「ヒカリノオト」は、極上のコシヒカリが引き出す、甘酸っぱさと芳醇な旨味とのバランスの良い飲みごたえのあるスパークリング日本酒。爽快な炭酸とともに、ジューシーな甘酸っぱさとマスカットのようにフルーティーな香りが広がるスパークリング日本酒で、白米をじっくりと噛みしめたようなお米の旨味と甘みも感じられる。
「ヒカリノオト」に使われる米は、大粒で甘みが強くもっちりとした弾力が特徴のコシヒカリの中でも自然豊かな京丹後産のコシヒカリ。契約農家が大切に育てた最高級コシヒカリを45%まで磨き上げ、丁寧に仕込むことで、お米をじっくりと噛みしめたときのような、優しく広がる米の甘みを引き出した。
また、「ヒカリノオト」には3種類の麹を使用。日本酒造りでは一般的に「三段仕込み」という、4日間で3回に分けて酒母に麹を加えて発行させる製法が用いられるが、その3回の仕込みのうち初添という1日目の工程で黒麹、3日目の工程である仲添で白麹、4日目の工程・留添で黄麹を使っている。黄麹は一般的に日本酒に使われるが、黒麹、白麹は焼酎で使用される麹。これにより、お米の旨味に複雑な酸味が加わり、飲み飽きしない心地よい味わいが引き出されている。
「ヒカリノオト」を造る白杉酒造は、日本で唯一の食用米専門酒蔵。京都府丹後市で安永6(1778)年創業の老舗酒蔵で、酒造りのためにつくられた「酒造好適米」は使わず、食べて美味しい食用米のみを用いて、お米らしさを感じられる日本酒を造っている。11代目蔵元杜氏の白杉悟さんは、食用米を使った革命的な酒造りで注目の若きホープ。「地元名産の美味しいお米の味わいをそのまま感じてほしい」いう想いから、「食用米専門蔵」として酒造りに挑戦している。「ヒカリノオト」は、720mlで6200円(税込)。
白杉酒造の蔵人と杜氏で社長の白杉悟さん(右から2人目)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(140)-改正食料・農業・農村基本法(26)-2025年5月3日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(57)【防除学習帖】第296回2025年5月3日
-
農薬の正しい使い方(30)【今さら聞けない営農情報】第296回2025年5月3日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】「盗人に追い銭」「鴨葱」外交の生贄にしてはならぬ農産物2025年5月2日
-
【2025国際協同組合年】情報を共有 協同の力で国際協力 連続シンポスタート2025年5月2日
-
イネカメムシが越冬 埼玉、群馬、栃木で確認 被害多発の恐れ2025年5月2日
-
九州和牛をシンガポール人に人気のお土産に 福岡空港で検疫代行サービスを開始 福岡ソノリク2025年5月2日
-
就労継続支援B型事業所を開設し農福連携に挑戦 有機農家とも業務提携 ハピネス2025年5月2日
-
宮崎ガス「カーボン・オフセット都市ガス」 を県庁などに供給開始 農林中金が媒介2025年5月2日
-
5月29日から「丸の内 日本ワインWeeks2025」開催 "日本ワイン"を学び、楽しむ3週間 三菱地所2025年5月2日
-
協同心の泉 大切に 創立記念式典 家の光協会2025年5月2日
-
【スマート農業の風】(14)スマート農業のハードルを下げる2025年5月2日
-
(433)「エルダースピーク」実体験【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年5月2日
-
約1cm程度の害虫を強力捕獲「吊るしてGET虫ミニ強力タイプ」新発売 平城商事2025年5月2日
-
農中情報システム 自社の導入・活用のノウハウを活かし「Box」通じたDX支援開始2025年5月2日
-
洗車を楽しく「CRUZARD」洗車仕様ホースリールとノズルを発売 コメリ2025年5月2日
-
戦後80年の国際協同組合年 世代超え「戦争と平和」考える パルシステム神奈川2025年5月2日
-
生協の「地域見守り協定」締結数 全市区町村数の75%超の1308市区町村に到達2025年5月2日
-
ムコ多糖症ニホンザルの臨床徴候改善に成功 組換えカイコと糖鎖改変技術による新型酵素2025年5月2日
-
エフピコ×Aコープ「エコトレー」など積極使用で「ストアtoストア」協働を拡大2025年5月2日