農業のカーボンニュートラル化 「省エネ断熱・再エネハウス施設栽培」稼働 TSUBU2021年11月24日
情報システム開発・アグリテック事業を手がけるTSUBU株式会社は、東京都西多摩郡瑞穂町で省エネ断熱ハウスを用いた「菌床椎茸栽培事業」を12月から開始する。
省エネ断熱・再エネハウス
同社は「農業のカーボンニュートラル」をめざし、気候に左右されることで生じる設備投資や、原油・エネルギー資源の高騰で増加する電気や原油の負担など生産者が直面する課題解決を目的に、「省エネ断熱ハウス×太陽光パネル」を融合させた新しい形のカーボンニュートラル農業栽培施設を完成した。
同社独自のの省エネ断熱ハウスは、ハウス栽培において必要な空調や照明の原油・電気代負担を軽減するため、太陽光パネル(50kwh以内)を設置することで自家消費し電気代を軽減。クリーンエネルギーで栽培された農作物や原料を消費者に届ける環境が整う。また、scope1(事業者自らによる温室効果ガスの直接排出)の原料にもできる。さらに、従来製品に比べ、熱貫流率の低く、太陽光パネルは従来の架台設置型ではない、新しいモデルでコストパフォーマンスの良いハウス設備となり、大きな投資をせずに効率的な農業が実現する。
今後は、埼玉県深谷市でも同様の取り組みとともに、LED照明の波長効果による栽培コントロールを合わせたいちご栽培の実施を予定している。
菌床椎茸栽培
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