鳥取県産小麦粉「大山こむぎ」使用のパン ふるさと納税の返礼品で人気2021年12月15日
鳥取県産100%のパン用小麦粉「大山こむぎ」で作った食パン・全粒粉パン・ライ麦パンなどの食事パンセットが、米子市のふるさと納税の返礼品として人気を集めている。
「大山こむぎ」を使い、しっかりとした小麦の香りがあり食べ応えのある食パン・全粒粉パン・ライ麦パンなどを作るのは米子市内のパン店「麦ノ屋」。大山こむぎの栽培から、製粉・パン作りまで一貫製造で食事パンを多数取り揃えており、ホテル・レストラン等への卸売りや、県内にある約半数の小学校で給食として利用されている。
かつて鳥取県では盛んに小麦作りが行われていたが、長らく小麦の生産量はゼロとなっていた。そこで、もう一度、県産のブランド小麦を復活させようと、小麦栽培が再びスタート。大山から湧き出るきれいな水と、栄養のある土で育ったのが「大山こむぎ」が誕生した。
麦ノ屋の出井亘シェフは、大山こむぎプロジェクトの発起人。鳥取県大山こむぎプロジェクトは、2010年から地元のパン製造販売事業者と農業者を中心とした農商工連携事業の取り組みとして始まり、小麦の生産拡大、小麦粉や小麦粉を使った商品開発・販路拡大、学校給食パン用小麦としての活用促進などを進めている。
ふるさと納税の返礼品は、「麦ノ屋パンのバラエティセット(国産小麦使用)」が寄付金額1万2000円。鳥取県産大山こむぎの美味しさを最大限に引き出した、地元愛が詰め込まれたパンは、日持ちのする冷凍で届き、忙しい朝ごはんにもおすすめ。
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