秋田県羽後町で事業者・生産者の稼ぐ力をサポート「うごまっち研究所」開設 マッシュアップ2022年7月26日
株式会社マッシュアップは7月25日、秋田県羽後町と同町の地方創生事業に取り組む特定非営利活動法人みらいの学校と連携し、ふるさと納税の寄付額向上を目的とした民間企業主体の「うごまっち研究所」の開設を発表した。
ふるさと納税用返礼品の開発と販路開拓を支援する「うごまっち研究所」を設立
同研究所は、自治体による地域活性化事業及び地方創生事業とは異なり、地域内外の民間企業が主体となって羽後町の特産品や資産を活用した「地域の稼ぐ力」を創出し、地域内経済を活性化させるシンクタンクの役割を担う。具体的には「ふるさと納税納付額向上を目標とした返礼品開発とリブランディング」に取り組み、自治体・地域内外企業・生産者・金融機関・教育機関など羽後町に関わるステークスホルダーが連携。地域ブランドの開発やマーケティング、プロモーションに関するサービスを展開する。また、商品開発費用については、クラウドファンディングや商品販売代金の売上を充て、行政資金を活用せずに自立した運営を想定している。
マッシュアップは、同研究所の立ち上げおよび推進役として新たに羽後町内に支店を設置。これまで企業や地方自治体の課題を解決してきたコミュニケーションデザインの手法で、地域内事業者と地域外ステークスホルダーが共創する新たなふるさと納税用返礼品の開発・既存商品のリブランディングなどを支援する。また、地元特産品の販売促進や開発商品のテストマーケティングの場として都内にアンテナショップの立ち上げを予定。パートナー企業のクリップスが運営する地方創生ライブコマース「Sharing Live」で、同研究所で開発した商品を配信するなど、地域ブランド開発の入り口から出口までの戦略構築をサポートする。
「うごまっち研究所」全体像
今回連携するみらいの学校は、羽後町で取り組んでいる地方創生事業の実績と地域事業者との関係性をもとに、会員向けサービスの一環として商品開発に関するセミナー・ワークショップを実施。また、HP制作・SNS発信代行、商品開発・広報宣伝に関する事業相談、商品撮影・執筆など羽後町内で取り組む各種プログラム担当として同研究所の活動を支える。また、羽後町は、同研究所で開発した商品とリブランディングした商品をふるさと納税サイトへ掲載。同研究所の取り組みに対する広報的支援や、各種補助金等の紹介、各種機関の連携に関する調整など、事業の後方支援を担う。
今後の予定としては、特設サイトを立ち上げ、みらいの学校と連携して地域内事業者や外部講師を招いたセミナーとワークショップを月1回開催。また、羽後町の魅力を広く発信し、認知と購入につなげるライブコマースを月1回の開催で予定している。商品開発とリブランディングに関しては、年間15プロジェクトを目標に実施する。
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】シロイチモジヨトウ 全道で多発に注意 北海道2025年8月25日
-
【JAの安心・安全な24年産米調査】25年産主食用 作付増加傾向(1)2025年8月25日
-
【JAの安心・安全な24年産米調査】25年産 飼料用米の作付け減少(2)2025年8月25日
-
【JAの安心・安全な24年産米調査】24年産で高温耐性品種の割合増える(3)2025年8月25日
-
水稲用除草剤「ノックアウト楽粒」の効果・作業性は? 2年連続導入の生産者に聞いた 北興化学工業2025年8月25日
-
【人事異動】JA全中(9月1日付)2025年8月25日
-
ひとめぼれの概算金2万8000円 「3000円台で安定供給」 全農いわて2025年8月25日
-
観光地の熱海再生に学ぶ 新たな事業創造の実践【JA全中教育部・ミライ共創プロジェクト】2025年8月25日
-
耕畜連携・資源循環ブランド「3‐R」6周年フェア 広島のみのりカフェで開催 JA全農2025年8月25日
-
特大野菜と岡山県産豚の"晴ればれバーガー"を期間限定販売 JA晴れの国岡山2025年8月25日
-
県のオリジナル新品種「桃太郎トマトシルク」をPR 天満屋ストアでイベント開催 JA晴れの国岡山2025年8月25日
-
【農と杜の独り言】第3回 コンテストが園芸博の特色 千葉大学客員教授・賀来宏和氏2025年8月25日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」山梨県で大玉で濃厚な甘みの すもも「皇寿」を収穫 JAタウン2025年8月25日
-
【推しの子】コラボの福島県産もも 好評で追加注文受付開始 JAタウン2025年8月25日
-
北海道産牛乳・チーズを買って当てよう「Choose!&Cheese!キャンペーン」ホクレン2025年8月25日
-
ジャガイモシストセンチュウ類 新たな土壌検査法を開発・検査サービス開始 農研機構2025年8月25日
-
日本の農業技術をインドへ エムスクエア・ラボと共同事業開発契約を締結 誠和2025年8月25日
-
世界初スイッチ型分解ペーパーポット 持続可能な農業資材を開発 ニッテン2025年8月25日
-
化学工学会の粒子・流体プロセス部会主催国際シンポジウム「MMPE2025」に協賛 丸山製作所2025年8月25日
-
LED植物工場で「甘くて栄養価の高いミニトマト」安定生産に成功 東京大学2025年8月25日