日本製紙など3社 使用済み紙コップの消費者参加型分別回収実証実験を実施2022年8月10日
日本製紙株式会社はサッポロビール株式会社、東罐興業株式会社と共同で「第39回 全国都市緑化北海道フェア ガーデンフェスタ北海道2022」において来場者参加型の使用済み紙コップ分別回収実証実験を実施した。
紙コップを回収する様子
同実験は、来場者にサッポロビールが生ビールを販売する際に紙コップで提供し、飲食会場で東罐興業が開発したコップ洗浄機を使って紙コップを洗浄、分別回収し、回収済み紙コップを日本製紙が段ボール原紙にリサイクルする実証実験。使用済み紙コップは、公益財団法人古紙再生促進センターの古紙の分類では禁忌品に指定されており、通常は一般廃棄物として焼却処理される。しかし、昨今の紙容器リサイクルに対する市場ニーズに対応して、3社は、新たに使用済み紙容器の再資源化を目指している。今回の実証実験は、消費者に使用済み紙容器リサイクルに関する正しい理解を深めて頂くための啓発活動での一環として実施したもので、紙コップ回収率は7割に上った。
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