遺伝子組み換え食品を問う『たねと私の旅』上映でトークライブ パルシステム2022年8月24日
パルシステム連合会は9月2日、千代田区大手町で開かれる大丸有SDGs映画祭2022『たねと私の旅』上映トークライブに登壇。市場に流通する食品を「選ぶ」指標となる表示の課題を来場者ともに考える。

『たねと私の旅』は、カナダ・モントリオール生まれのオーブ・ジルー監督の視点で描かれるドキュメンタリー映画。ジルー監督は、自家採種の家庭菜園で食材を育てる母親の影響から食べものに関心を持ち、EUにある遺伝子組み換えの表示義務がカナダやアメリカにないことに疑問を抱き撮影を始めた。10年の歳月をかけて2017年に完成したこの映画は、企業が開発する遺伝子組換えのたねが世界各国に広がり、特許によって農家がたねを採る自由を失う背景にある問題を提起する。
映画上映後のゲストトークに登壇する(一社)アーバンファーマーズクラブ代表理事の小倉崇さんは、農業との距離が遠くなりがちな都市部市民に都市農園活動への参加を呼びかけ食を「育てる」背景を伝えている。一方、パルシステムは食の背景を伝え、一人ひとりが「選ぶ」ことで持続可能な生産と消費が実現すると呼びかけてきた。映画にも描かれる「食べ物の背景」を両者の視点で改めて捉え、来場者とともに遺伝子組換えやゲノム編集などの食を巡る課題を考える。
◎「大丸有SDGs映画祭2022」開催概要
日時:9月2日 18時30分~20時45分(開場18:00)
会場:3×3 Lab Future(東京都千代田区大手町1-1-2 大手門タワー・ENEOSビル1階)
参加費:<一般>1000円、<障がい者手帳所持者>500円※付添1人まで500円
<プログラム>
映画上映:18:30〜20:05
ゲストトーク:20:05〜20:45
<ゲストトーク登壇者>
小倉崇氏(特定非営利活動法人 アーバンファーマーズクラブ 代表理事)、植田真仁氏(パルシステム生活協同組合連合会 渉外・広報室 室長)
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