規格外の果実を使用「岡山白桃&瀬戸内レモンサワー」新発売 JA全農2022年10月26日
JA全農は10月26日、JA広島果実連と共同開発した「岡山白桃&瀬戸内レモンサワー」を発売。岡山県産の「白桃ピューレ」と広島県産の「レモンストレート果汁」を計12%使い、白桃の甘さとレモンの酸味を活かし、爽やかな味わいに仕上げた。全農グループ会社の全国農協食品から発売する。
岡山県産白桃&瀬戸内レモンサワー
白桃は中国から輸入された「上海水蜜系」から生まれたといわれる品種。岡山白桃の一番の特長は上品な白さで、岡山県ならではの袋掛栽培によるもの。太陽の光が直接あたらないよう、まだ青くピンポン玉くらいの大きさの実に、一つ一つ手作業で袋をかけることで赤くならず、透き通るように白くてなめらかな口あたりの桃に育つ。とても手間のかかる作業だが、日光だけでなく、桃を傷つける風や雨、虫などからも桃を守るため、より美しい桃になる。また、もう1つの原料であるレモンは、広島県産が収穫量で全国の約60%(2019年)を占めており、瀬戸内を代表する品目の一つとなっている。
新商品の「岡山白桃&瀬戸内レモンサワー」は、濃縮工程をしない岡山白桃のピューレを使うことで、桃の風味を活かした。さらに、広島県産レモンストレート果汁をブレンドすることで、後味のスッキリしたバランスの良い味わいに仕上げている。セブン-イレブン中四国・九州エリアの約4000店舗で先行販売を予定。その後、関西エリアで販売する。 350ml、218 円(税別)。
なお、同商品には、一般流通には向かない規格外の白桃とレモンを加工用として使い、生産者の所得向上をめざしている。規格外、キズが少しあるなどの理由で出荷に適さない果実を商品化し、有効利用する同取り組みは、SDGsの「9:産業と技術革新の基盤をつくろう」「12:つくる責任つかう責任」「15:陸の豊かさも守ろう」につながる。
重要な記事
最新の記事
-
農畜産物を「交渉カード」にするな トランプ関税でJA茨城県中央会 森山自民幹事長に緊急要望2025年5月10日
-
米など「重要5品目」守り抜く トランプ関税交渉で森山自民幹事長 茨城で表明2025年5月10日
-
シンとんぼ(141)-改正食料・農業・農村基本法(27)-2025年5月10日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(58)【防除学習帖】第297回2025年5月10日
-
農薬の正しい使い方(31)【今さら聞けない営農情報】第297回2025年5月10日
-
JA貯金残高 107兆2744億円 3月末 農林中金2025年5月9日
-
米、再生産可能な施策で後押し 石破茂総理2025年5月9日
-
【JA人事】JAぴっぷ町(北海道)大西組合長を再任(3月28日)2025年5月9日
-
備蓄米 全農出荷済み6万3266t 落札量の3割 出荷依頼には100%対応2025年5月9日
-
イネカメムシ被害を防げ 埼玉県と加須市、「防除」を支援 JAの要請実る2025年5月9日
-
備蓄米の円滑な流通 さらなる方策検討 買戻し条件見直しも 江藤農相2025年5月9日
-
米価 「高くなる」判断がやや増加 米穀機構2025年5月9日
-
(434)世界の配合飼料業界のダイナミズム【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年5月9日
-
全農杯全日本卓球選手権大会(ホープス・カブ・バンビの部)岐阜県予選会を県産品で応援 JA全農岐阜2025年5月9日
-
職員対象に「農業体験研修」を実施 JA全農あきた2025年5月9日
-
米を買うときに重視「国産米」77.8% お米についての緊急アンケート 日本生協連2025年5月9日
-
外食市場調査3月度 市場規模は3162億円 3か月ぶりに前年比でもマイナス2025年5月9日
-
BASFグループの第1四半期業績 特別項目控除前EBITDAはほぼ前年同期水準を確保2025年5月9日
-
鳥インフル 米サウスダコタ州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年5月9日
-
生活協同組合ひろしまと連携協定「無印良品」商品を供給開始 良品計画2025年5月9日