独自製法による甘味と食感「国産米粉と小麦の食パン」新発売 パルシステム2022年11月7日
パルシステム連合会は11月7日、オリジナル商品「国産米粉と小麦の食パン」の配達を開始。メーカー独自の製粉技術と自家製発酵種により、米粉のもっちりしっとりとした食感を生かしたパンで、国産米と国産小麦の消費で生産者を応援する。
国産米粉70%配合した「国産米粉と小麦の食パン」
「国産米粉と小麦の食パン」は、国産の米粉を配合し、国産の小麦粉とともに焼き上げており、米粉特有のもっちりとした食感が楽しめる。しっかりかみしめて食べると満腹感が高まるため、高さ9センチと小ぶりなサイズ。時間がたつと固くなりがちな米粉パンをおいしい状態で食べきれる。
米粉パンは一般的に、食べる前に焼かないとパサついた食感になるが、同商品は、メーカー独自の技術で製粉した米粉と、自社製発酵種を使うことで、そのままでもしっとりとした食感を実現。パンは米粉の配合量が増えるほど、生地が膨らみにくくなるが、できるだけ米粉の配合を増やしている。また、食感を改善するため、2020年5月から50回以上の試作を重ねて開発された。
吸水性が高い米粉パンはフレンチトーストにもおすすめ
パルシステムには以前から「国産米の消費量減少で苦境に立つ生産者を応援したい」と、米粉パン開発を望む利用者の声が多く寄せられていた。2022年産米は、消費低迷による作付面積の減少で670.3万トン(農水省10月)と過去最低の収穫量となる見込み。産地では、円安や不安定な国際政情による肥料高騰の影響で生産継続が危ぶまれる農家もある。
一方、小麦や油脂など食料品価格値上げの影響も受け、9月の消費者物価指数は前年同月比3%増(総務省10月)と増加の一途をたどっている。パルシステムは、国内で自給できる米の利用促進により、国内の米農家と利用者の家計を応援する。「国産米粉と小麦の食パン」は5枚で235円(税込)。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(169)食料・農業・農村基本計画(11)世界の食料輸出市場と主要輸出国の動向2025年11月22日 -
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(86)無機化合物(求電子剤・銅)【防除学習帖】第325回2025年11月22日 -
農薬の正しい使い方(59)生態に合わせた害虫防除の考え方【今さら聞けない営農情報】第325回2025年11月22日 -
【特殊報】チュウゴクアミガサハゴロモ 府内のミカン園などで初確認 京都府2025年11月21日 -
【浜矩子が斬る! 日本経済】経済統計は見方と使い方が肝要 国富の中の格差に目を2025年11月21日 -
農業法人「奥松農園くにさき」が破産 負債5.5億円 補助金事業の施設に海水侵入2025年11月21日 -
国産米重視が83.4%「2025年お米についてのアンケート調査」日本生協連2025年11月21日 -
シャインマスカット苗の「違法販売」防げ 注意喚起、商品削除...農水省とフリマ業者、対策に注力2025年11月21日 -
AI×アジャイルでアプリ開発 JAグループ若手が成果発表「Nexus Craft Lab 2025」2025年11月21日 -
(462)穀物が育んだ人類の知恵【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年11月21日 -
JA常陸「茨城県産 笠間の栗」予約販売中 JAタウン2025年11月21日 -
濃厚な甘さとフレッシュな果汁「国産温州みかんフェア」21日から開催 JA全農2025年11月21日 -
食べて知って東北応援「東北6県食材フェア」22日から開催 JA全農2025年11月21日 -
百名店監修みやぎ米レシピを提供 デリッシュキッチン・食べログとコラボ JAグループ宮城2025年11月21日 -
若手職員がキャリア自律を考える「3県合同キャリアワークショップ」開催 JA愛知信連2025年11月21日 -
JA三井リース ベイシア前橋みなみモール店のオンサイトPPA事業者として参画2025年11月21日 -
農林水産業の持続的発展へ金融・非金融で支援 サステナブル・ファイナンスは10兆円超 農林中金2025年11月21日 -
「乾田直播栽培技術標準作業手順書」新たな地域版6編を公開 農研機構2025年11月21日 -
「えひめ・まつやま産業まつり-すごいもの博 2025-」出展 井関農機2025年11月21日 -
半導体用プロセスケミカル企業AUECC社 買収に合意 住友化学2025年11月21日


































