家族経営果樹農家の課題解決「クダモノガリプラス」本格展開 ノウタス2022年11月22日
「家族農家が持続可能な社会」の実現をめざすノウタスは、果樹農家の畑を簡単に果物狩り会場にできる「クダモノガリプラス」事業の本格展開を長野県で開始。12月1日には同須坂市のケーブルテレビ局内に長野支社の開設を予定している。
クダモノガリプラスの概要
クダモノガリプラスは、家族経営農家の畑を簡単に果物狩り会場にできるプラットフォーム。予約受付、入場管理、商品説明、決済など果物狩りに必要な業務をスマホ上で一元的に管理できる。農家は畑の一部分を週末だけ観光農園として開放するなどして、人手の必要な煩雑な業務はシステムに任せ、消費者との交流などに集中できる。決済には、消費者が参加後に満足度や生産者への応援など、要素に応じて、価格を決める「あと値決め」の仕組みを導入している。
須坂市のブドウ農園・岡木農園で実施した実証実験の様子
10月に須坂市のブドウ農園・岡木農園で実施した実証実験では、システムやオペレーションの正常な稼働を確認。クダモノガリプラスの目的とする課題解決を果たせることを確認し本格展開となった。その第一弾では、長野市で老舗リンゴ農園を営むキタイチ果樹園と提携し、クダモノガリプラスを使った果物狩りイベントを11月28日に同農園で開催。ふじなどをりんご各種を販売する。
同社はクダモノガリプラスを中心とした家族経営農家を支援するサービスを長野を出発点に全国展開するため、12月1日に長野支社を設立。須坂市で地元密着でインターネットインフラ・メディア事業を展開するケーブルテレビ局・Goolightのコワーキングスペースを活用する。また、県内外への観光農園、農業ワーケーションの情報発信など同社とメディア展開における協業も進める。
長野支社の設立にあたり、同社CSO兼長野支社長の岡木宏之氏は「キタイチ果樹園さんとの協業や支社設立を契機にこれまで以上に長野の様々な農家とつながり、広げていくことで長野全体の農業に貢献していきたい」とコメントしている。
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