家庭用 乳食品・市乳商品を価格改定ならびに容量変更 雪印メグミルク2023年2月14日
雪印メグミルク株式会社は、家庭用乳食品・市乳商品の一部について2023年4月1日より、価格改定ならびに容量変更を実施すると発表した。
国内の酪農経営を取り巻く環境は、国際的な穀物・エネルギー等の価格高騰や円安の進行により、生乳生産コストが急激に上昇し、厳しい状況が続く中、酪農生産基盤を守り、国産牛乳・乳製品の安定的供給を図るため、 同社は2023年4月より加工用生乳取引価格を引き上げることで生産者団体と合意した。
また、輸入原料チーズは、外食産業の復調等を受け、世界的に需要が高まっている。一方で、生乳生産量はオセアニアを中心に低調に推移しており、飼料・エネルギーコスト等の高騰による生乳生産コストも上昇していることから国際乳製品相場は高騰している。加えてその他原材料や包装資材、エネルギー、物流費等のコストも引き続き上昇しており、 乳価の引き上げとあわせて大幅なコストアップが続くことが見込まれる。
同社は、様々なコスト削減策にて内部吸収すべく取り組みを進めているが、コストアップ分を自助努力のみで吸収することは困難とし、下記の通り価格改定ならびに容量変更を実施するとした。
1.対象商品
(1)乳食品 83品 バター、油脂、プロセスチーズ、ナチュラルチーズ、ビザクラスト、ピザソース、練乳、スキムミルク
(2)市乳商品
(市販用)51品 乳酸菌飲料、清涼飲料、ヨーグルト、デザート、クリーム
(宅配用) 3品 牛乳、乳飲料
2.改定内容
(1) 乳食品
(価格改定) メーカー希望小売価格 改定率 3.1% ~ 19.0%
(価格改定・容量変更)メーカー希望小売価格 改定率 5.0% ~ 13.0%
容量変更 増減率 -5.9% ~-10.0%
(2) 市乳商品
(市販用) メーカー希望小売価格 改定率 3.8% ~ 18.2%
(宅配用) メーカー出荷価格 改定率 7.9% ~ 17.9%
3.改定日
(1)乳食品 2023年4月1日特約店着分より
(2)市乳商品 2023年4月1日同社出荷分より
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