再生重油を加温燃料とする農業施設 群馬県高崎市で建設開始 mino-lio2023年6月14日
GNホールディングスは、2022年末に新規農業法人「株式会社mino-lio（ミノリオ）」（群馬県高崎市）を設立。このほど、これまで農業界ではほとんど利用されてこなかった再生重油を、加温燃料として利用したいちご栽培を目的とする農業施設の建設に着手した。
事業展開イメージ
GNグループには、日産車・ルノー車を取り扱う群馬日産自動車、日産プリンス群馬販売のほか、UDトラックスを取り扱うGNロジパートナーズ等があり、GNホールディングス内にもアウディ正規ディーラーを運営するアウディ営業部がある。各社は年間を通し、自動車やトラックの定期点検時等で大量のエンジンオイルが交換・排出されるが、この廃オイルは不純物を濾過すれば、再生重油として新たなエネルギー源に生まれ変わる。mino-lioは、この再生重油を活用したいちご農園建設を始める。
今年度は、園芸用ビニールハウスと再生重油を加温燃料とした加温設備を導入し、高崎市中尾町にいちご農園を建設。水耕による環境対策重視のいちご栽培を、カネコ種苗の全面的なサポートの下、計画している。さらに、将来的には再生重油そのものと本スキームを、群馬県内の農家・農業法人に提供することで、安定経営と地球温暖化対策につなげる。
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