「ALPS処理水の放出に断固反対」政府へ意見提出 パルシステム2023年8月1日
パルシステム連合会は7月28日、政府へ意見「漁業者や消費者の不安を拭えないALPS処理水の海洋放出に断固反対します」を提出した。漁業者や消費者の不安を取り除くことができない放射性物質を含む処理水の海洋放出に断固として反対している。
放射性物質のトリチウムの含んだALPS処理水の海洋放出をめぐっては、東京電力が6月に放出のための工事を完了させ、政府原子力規制員会が7月7日に安全性を評価する使用前検査の終了証を交付したことで、放出へ向けて必要な条件がそろった。放出時期について政府は「夏ごろ」を見込むことで確認している。
パルシステムは、西村康稔経済産業大臣、神谷崇水産庁長官に対し意見を提出。漁業者の全国団体である全国漁業協同組合連合会が海洋放出に反対する特別議決を採択したほか、周辺諸国からも懸念が表明されている。
意見書では、どれだけ希釈しても現存するトリチウムをそのまま海に捨てる行為に変わりなく、消費者としても環境影響などへの不安は拭えないことから、国民や国際社会の理解醸成がないままでのALPS処理水の海洋放出に断固として反対している。
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