環境省が呼びかける「ネイチャーポジティブ宣言」に参加表明 日本生協連2023年11月28日
日本生活協同組合連合会は、持続可能な原料調達やエシカル消費の取り組みを通じて生態系の健全性に配慮した事業活動に積極的に取り組んでいる。このほど、環境省が実施する「2030生物多様性枠組実現日本会議(J-GBF)」が呼びかける「ネイチャーポジティブ宣言」に参加を表明した。
ネイチャーポジティブ(自然再興)は、自然を回復軌道に乗せるため、生物多様性の損失を止め、反転させること。2030年までに「ネイチャーポジティブ」を実現することが、昆明・モントリオール生物多様性枠組の2050年ビジョン「自然と共生する世界」の達成に欠かせない。国内では3月に閣議決定された「生物多様性国家戦略2023-2030」の基本戦略の1つとなり、2023年版環境白書にも初めて項目が設けられるなど、生物多様性に関する共通の目標として広がりつつある。
自然生態系は、経済や社会の基盤であり、地球や社会の持続可能性のためにも、生協の事業や組合員との活動を通じてネイチャーポジティブを実現しようと、日本生協連は以下、3つの項目について宣言。エシカル消費や環境保全の取り組みを通じて生物多様性保全に貢献する。
<日本生協連のネイチャーポジティブ宣言>
①コープ商品をはじめとする供給事業において、調達方針に基づく持続可能な原料調達を推進し、ネイチャーポジティブ実現に貢献します(該当する生物多様性国家戦略:生活・消費活動における生物
多様性の価値の認識と行動)。
②エシカル消費に対応した商品を開発し普及させ、ネイチャーポジティブ実現に貢献します(該当する生物多様性国家戦略:生活・消費活動における生物多様性の価値の認識と行動)。
③生協組合員へ生物多様性や気候変動、食品ロス等に関する学習の機会を提供し、環境保全活動を後押しすることで、ネイチャーポジティブ実現に貢献します(該当する生物多様性国家戦略:生態系の健全性の回復)。
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