米包材の素材と厚み変更 年間約2トンのプラ削減へ 7月から順次切り替え 生活クラブ2024年7月12日
生活クラブ事業連合生活協同組合連合会は、共同購入で取り扱う米の包材の一部を7月以降順次変更し、脱プラスチックを推進。包材の素材と厚みの変更で年間約2トンのプラ削減をめざす。
庄内遊YOU米
米包材の現行品は厚みが80ミクロンのポリ袋を使っているが、新規品の厚みは70ミクロンと、10ミクロンの減少になる。また、現行包材の厚みを薄くすると柔らかくなり破袋等の懸念があるため、現行品より少し硬い素材の「e-PE」を新たに採用。厚みを薄くしても強度を維持することができる。
この取り組みを2023年度の受注実績に基づいて算出すると、プラ削減率は12.5%となり、年間で約2トンのプラスチック削減になる。また、今回採用した素材「e-PE」は、生活クラブが独自に使用不可と定める酸化防止剤などの添加剤が使われていないことを、包材メーカーと確認済みで、プラスチックの使用量を減らすだけでなく、素材自体の安全性にも配慮している。
今回の包材変更は「庄内遊YOU米」「那須山麓米」「上伊那アルプス米」「みちのく加美米 ささゆた香」の共同開発米などが対象。提携生産者の一部工場での製造品のみとなる。今後も実証試験を進めながら切替えていく。

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