「半農半X」へ自治体初 おてつたびと連携協定締結 徳島県鳴門市2024年7月29日
「半農半X」を移住コンセプトに掲げる徳島県鳴門市は、移住交流の促進、関係人口の創出・拡大、人手不足の解消など、持続可能な地域づくりのための取り組みを推進するため、株式会社おてつたびと自治体では初となる連携協定を締結。7月16日に連携協定締結式が鳴門市役所で行われた。
連携協定締結式に臨んだおてつたび永岡代表取締役(左)と鳴門市の泉市長(7月16日、鳴門市役所)
「おてつたび」は、地方で働きながら旅する若者と農業・観光業など人手不足に困っている事業者のマッチングサービスを提供する新進のスタートアップ企業として、その地方創生の取り組みが注目を集めている。鳴門市では、令和5年度から「おてつたび」のプラットフォームにより全国から参加者を募集し、約2週間の農業アルバイトを体験してもらう「半農半X」推進シェアハウス事業を実施している。
この事業では、同市への移住交流や、鳴門のファンづくり・関係人口の創出、さらには農業の繁忙期における人手不足解消につながるなど、受け入れ農家やおてつびと(おてつたびを利用して鳴門市へ訪れた方)双方にとって満足度の高い事業となり、実際に移住に繋がった事例もあった。
連携協定締結式で鳴門市の泉理彦市長は「これを契機に、これまでにない新たなチャレンジにも積極的に取り組みたい」とコメント。また、おてつたび代表取締役の永岡里菜氏は「連携を通して、人手不足の解消に止まらず、鳴門市の魅力あふれる人々や特産品等の地域の魅力を、広く世の中に伝える取り組みにも踏み込んでいきたい」と話した。
◎連携協定の内容
(1)移住交流の促進及び関係人口の創出・拡大に向けた情報発信・機運醸成に関すること
(2)移住交流の促進及び関係人口の創出・拡大に向けた体験事業の実施に関すること
(3)地域外人材を活用した市内事業所の人手不足解消に関すること
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(159)-食料・農業・農村基本計画(1)-2025年9月13日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(76)【防除学習帖】第315回2025年9月13日
-
農薬の正しい使い方(49)【今さら聞けない営農情報】第315回2025年9月13日
-
【人事異動】JA全中(10月1日付)2025年9月12日
-
【注意報】野菜類、花き類、豆類にハスモンヨトウ 県内全域で多発のおそれ 兵庫県2025年9月12日
-
【注意報】果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 佐賀県2025年9月12日
-
【石破退陣に思う】農政も思い切りやってほしかった 立憲民主党農林漁業再生本部顧問・篠原孝衆議院議員2025年9月12日
-
【石破首相退陣に思う】破られた新しい政治への期待 国民民主党 舟山康江参議院議員2025年9月12日
-
【石破退陣に思う】農政でも「らしさ」出しきれず 衆議院農水委員会委員・やはた愛衆議院議員(れいわ新選組)2025年9月12日
-
ドローン映像解析とロボットトラクタで実証実験 労働時間削減と効率化を確認 JA帯広かわにし2025年9月12日
-
スマート農業の実践と課題を共有 音更町で研修会に150名参加2025年9月12日
-
【地域を診る】個性を生かした地域づくり 長野県栄村・高橋彦芳元村長の実践から学ぶ 京都橘大学学長 岡田知弘氏2025年9月12日
-
(452)「決定疲れ」の中での選択【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年9月12日
-
秋の味覚「やまが和栗」出荷開始 JA鹿本2025年9月12日
-
「令和7年台風第15号」農業経営収入保険の支払い期限を延長 NOSAI全国連2025年9月12日
-
成長軌道の豆乳市場「豆乳の日」前に説明会を実施 日本豆乳協会2025年9月12日
-
スマート農園を社会実装「品川ソーシャルイノベーションアクセラレーター」に採択 OYASAI2025年9月12日
-
ご当地チューハイ「寶CRAFT」<大阪泉北レモン>新発売 宝酒造2025年9月12日
-
「卵フェスin池袋2025」食べ放題チケット最終販売開始 日本たまごかけごはん研究所2025年9月12日
-
「日本酒イベントカレンダー 2025年9月版」発表 日本酒造組合中央会2025年9月12日