「持続可能な農泊モデル地域」創出へ 5つの農泊地域をモデル地域に選定 JTB総合研究所2024年10月23日
JTB総合研究所は、農山漁村振興交付金を活用して実施する「持続可能な農泊モデル地域創出支援事業」において全国5つの農泊地域をモデル地域に選定し、10月22日に発表した。
農泊のイメージ
「農泊」は、農山漁村に宿泊し、滞在中に豊かな地域資源を活用した食事や体験等を楽しむ「農山漁村滞在型旅行」のこと。農家民宿に泊まって、郷土料理作りや農作業を体験するだけでなく、古民家を活用したゲストハウスに泊まりながら地域の文化を体験したり、旅館に泊まって地域の農水産物を味わったりと、様々な楽しみ方がある。
3月31日現在、農泊に取り組む地域は656地域あり、「農泊実行計画」において誘客増大・消費機会拡大・高付加価値化に向けた農泊地域の磨き上げに注力している。
同事業は、全国の農泊地域のモデルとなる取組を目指す農泊地域を選定し、モデルの実現に向けた取組への支援と、全国への情報発信・横展開を進めるもの。農泊モデル地域の選定にあたっては、以下の観点で審査が行われた。
(1)協議会のこれまでの取組に対する評価(取組の実績・成果)
(2)協議会のこれから目指す取組に対する評価(計画の妥当性・目標の妥当性・取組の波及性)
(3)協議会の実施体制、地域課題解決等への貢献に対する評価(協議会の運営体制・地域課題解決への貢献や地域の農林水産業への裨益)
令和6年度農泊モデル地域創出支援事業には、全国18の農泊地域より応募があり、審査の上で5つの農泊地域を選定した。
今後、選定された農泊モデル地域には、①磨き上げに係る取組の支援、伴走支援専門家の派遣 ②農山漁村地域の活性化や観光に親和性の高い企業による協賛 の2つの支援が行われる。
農泊モデル地域と協賛企業の組合せは、以下の通り。
農泊地域名:遠野ふるさと体験協議会(岩手県遠野市)
企業名:レタスクラブ、レタスクラブWEB(株式会社KADOKAWA LifeDesign)
農泊地域名:逢瀬いなか体験交流協議会(福島県郡山市)
企業名:マイナビ農業(株式会社マイナビ)
農泊地域名:みのぶ農泊地域連携協議会(山梨県身延町)
企業名:株式会社JTB
農泊地域名:一般社団法人 南丹市美山観光まちづくり協会(京都府南丹市)
企業名:楽天グループ株式会社
農泊地域名:太田川流域農泊振興協議会(和歌山県那智勝浦町)
企業名:株式会社つぎと
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