青果サプライチェーンで生産者の販路創出「でいたらぼ」へ出資 アグリビジネス投資育成2025年1月14日
アグリビジネス投資育成株式会社は1月10日、『農業の永続的な発展に寄与する』ことを理念に掲げ、ギフト向け果物などの青果流通を手がける株式会社でいたらぼに出資することを発表した。
近年、天候不順や消費者ニーズの多様化により、青果流通業界では安定供給の確保や物流構築の難易度が高まっている。こうした中、でいたらぼは、産地の生産者から出荷業者、消費者に至るまで幅広いネットワークを活用し、農産物の安定的な調達。最適な物流の企画と消費者ニーズに即した商品開発に取り組んでいる。
特にギフト向けの高級果物の取り扱いを強みに、産地の高品質の果物をブランディングして付加価値を高めるとともに、川上から川下までを包括的に理解し、ステークホルダーと連携しながらサプライチェーンを一気通貫でコーディネートするその手法は、青果流通における新たな可能性を創出。同社の取り組みは、地域の特色ある生産者の情報網や流通・梱包加工のネットワークなどの強みから、多様化する消費者ニーズへの対応が求められる百貨店・スーパーなどから支持されている。
アグリビジネス投資育成は、大手でも取り扱いノウハウの維持が難しくなりつつあるギフト向けの高級果物の流通を支える専業プレイヤーという独自のポジションに加え、でいたらぼのビジネスモデルが生産者の新たな販路創出や農産物の高付加価値化と、生産者の所得向上に資するものと評価し出資を決めた。
アグリビジネス投資育成は出資後、株主の日本政策金融公庫、農林中央金庫など系統組織等のネットワークを活用しながら、でいたらぼの事業を支援する。
アグリビジネス投資育成は2002年に設立され、「国内農林漁業及び食品産業の持続的な発展」を目的として、漁業林業法人、国内外の「食のバリューチェーン」に関わる企業に地域活性化やビジネスの創出、新たなバリューチェーンの構築・改善等に取り組む事業者を支援している。
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