タイとインドネシアの新ラインで生産開始 マヨネーズやドレッシング増産へ キユーピー2025年1月16日
キユーピーのグループ会社でキユーピータイランドとキユーピーインドネシアは、各既存工場内に新設した生産ラインを稼働し、1月から本格的に生産を開始。タイ、インドネシアでの生産能力の増強により、アジアパシフィックにおけるマヨネーズやドレッシングの需要増加に対応する。
キユーピータイランド既存工場内の新棟
キユーピータイランドでは、オセアニア地域を中心とした輸出事業が好調で、2023年度のマヨネーズ類の輸出実績(売上金額)は2019年度比で3倍以上に急成長している。急拡大する輸出需要に加え、今後も伸長が見込まれるタイ国内の需要にも対応するため、今回東南アジアで初となる高速充填ラインを導入し、従来の約2倍の生産スピードを実現した。
また、同工場では2018年から太陽光パネルを設置し、CO2の排出削減に努めてきた。今回、新棟の屋上に太陽光パネルを設置し、工場全体の再生可能エネルギーの割合を約25%(2022年度実績)から約35%(2025年度予定)に引き上げる。
キユーピーインドネシア既存工場の増築部
一方、キユーピーインドネシアでは、食の洋風化や外食産業の発展などの市場背景に加え、現地の食文化に合わせた商品開発やメニュー提案で、業績は右肩上がりに伸長。2024年には、現地でなじみのあるフルーツサラダによく合う新商品「キユーピー サラダドレッシング ヨーグルト風味」を発売した。また2024年は、インドネシアで一般的な小型スーパー(通称:ミニマート)でマヨネーズやドレッシングの導入が広がり、商品認知率も徐々に高まっている。
インドネシアでは野菜摂取量が少なく、肥満や生活習慣病が健康課題となっていることから、キユーピーインドネシアは、小学校の出前授業や営業活動として、食生活に役立つ情報をまとめた「健康応援ブック」を配布するなど、野菜摂取の啓発活動も積極的に行っている。
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