カインズ、DCM、高末 共同配送開始 ホームセンターと物流企業がタッグ2025年2月17日
株式会社カインズは、DCM株式会社および総合物流企業の高末株式会社と、東海エリアの一部地域での各店舗と物流センター間における共同配送を2月17日から開始。店舗納品の共同配送により、空車走行距離・走行時間の短縮やトラックドライバー不足の解消、CO2排出量削減を目指す。

共同配送の内容
全国に約5000店舗あるホームセンターは、日常生活にかかせない消費財やインテリア雑貨のほか、工具や建築資材など大きさも重量も異なる様々な商品を取り扱い、生活を支える社会インフラとしての役割も担っている。商品を早く、安定的に提供するには、物流が重要な要素となるが、働き方改革関連法案の施行によるトラックドライバーの時間外労働時間の上限規制や深刻な人手不足、それに伴う物流の停滞などは、ホームセンター業界においても喫緊の課題となっている。
同じホームセンター業界にあるカインズとDCMは、物流に関する共通課題を抱えていることから、2023年夏頃から両社で協業の協議や実験を継続してきた。その中で、2024年3月に稼働を開始したカインズ 桑名流通センター(三重県桑名市)とDCM大府商品物流センター(愛知県大府市)が、共同配送の効果を生み出しやすい位置にあり、かつ、ともに配送委託先が高末であることから、今回の共同配送の実現に至った。
従来、カインズとDCMは各々の物流拠点から店舗へ商品を配送後、空車の状態で物流拠点に戻っていた。共同配送は、この空車の行程において相手方の物流拠点および店舗を経由することで、空車走行距離や走行時間を短縮し、配送の効率化を目的としている。
また、削減されるCO2排出量について2運行を対象に調査したところ、1か月に約2.8トン、年間約33.6トンの削減が見込まれる。
◎共同配送の内容
運用開始日:2月17日
実施エリア : 中京エリア(愛知県、岐阜県、三重県、滋賀県)
実施曜日 : 火曜日から土曜日
運行回数 : 週26運行(カインズ6店舗、DCM22店舗)
削減CO2排出量:約33.6t‐CO2/年(見込み)
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