現在の樹木が吸排出する放射性セシウム量を解明 森林総合研究所2025年5月27日
森林研究・整備機構森林総合研究所の研究グループは、土壌から樹木に吸収される放射性セシウム(セシウム137)の量と、落葉などを通じて樹木から土壌へ排出されるセシウム137の量の釣り合いを評価する手法を確立。現在のセシウム137の移動量を明らかにした。
セシウム133を用いた樹木と土壌間のセシウム137の吸収量と排出量の釣り合いを評価する手法の概念図。
上向き矢印が吸収量、下向き矢印が排出量を示し、青矢印がセシウム133、黄矢印がセシウム137の動きを示す
放射能汚染地域での林業再開には「収穫される木材にどの程度のセシウム137が含まれるか」という見通しが不可欠。これまでもモデルによる予測が行われてきたが、長期的な予測は今なお難しい。予測精度を向上させるには、樹木と土壌の間でどの程度の量のセシウム137が循環しているのかを把握する必要があった。
そこで研究グループは、原発事故以前から自然界に存在する非放射性セシウム(セシウム133)とセシウム137の濃度比を、樹木内の各部位(葉・内樹皮・木材)で比較し、樹木と土壌間におけるセシウム137の吸収と排出の釣り合いを評価する手法を確立した。さらに、落葉などによる樹木から土壌へのセシウム137の排出量を測定することで、現在、原発事故により森林に降下したセシウム137のうち、0.4~0.5%が樹木と土壌の間で循環していることを明らかにした。
同研究成果は、3月3日と3月8日、『Journal of Environmental Radioactivity』誌でオンライン公開された。
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