「パルシステム給付型奨学金」利用者の応援で2025年度28人が卒業2026年3月2日
パルシステム連合会とグループ10生協が設立した、(一財)パルシステム若者応援基金の奨学金給付を受ける学生28人は3月、それぞれが学んだ教育機関を卒業。1万2362人の利用者が「奨学生応援サポーター」として登録し、毎月の募金で応援してきた若者たちが、新たな一歩を踏み出す。
2025年度に卒業する28人は、大学や短大、専門学校で学んだ。それぞれ経済的な課題に加え、家庭内の暴力やネグレクト、家族の病気などの問題に直面しながら、保護者に代わる多様な大人たちの応援で学業を成し遂げた。
パルシステムの奨学金制度は、地域で連携する支援団体との卒業まで見守りの仕組みが特徴で、2019年度から22団体との連携で延べ109人の学生を応援。2025年度にはグッドデザイン賞を受賞した。
奨学生には、利用者から寄せられた募金から毎月4万円を給付。奨学生を推薦する支援団体は「伴走型支援」として、生活相談をはじめ精神的にも卒業までの学生生活をサポートする。
パルシステムは、産直提携先での農業や困窮者支援活動のボランティアなど、社会体験プログラムを用意。学業以外の経験を重ね、多様な人たちとのつながりを広げる機会を提供する。
募金の一部は、伴走支援する19団体の活動費にも活用される。利用者による2025年度の寄付は2月末までに5291万7202円が寄せられ、延べ募金額は2億5491万4,499円。法人サポーター13団体からの寄付も運営費として活用している。
毎月一定額を寄付する「奨学生応援サポーター」は、1万2362人(2月28日時点)となった。サポーターからは奨学生へのメッセージも多数寄せられ、「多くの大人や団体に支えられている」という実感が、生活していく上での安心感につながっている。
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