【注意報】野菜類と花き類にオオタバコガ 県内全域で多発のおそれ 埼玉県2022年7月29日
埼玉県病害虫防除所は、野菜類と花き類にオオタバコガが県内全域で多発するおそれがあるとして、7月27日に病害虫発生予察注意報第2号を発令した。
オオタバコガ幼虫による葉の食害(写真提供:埼玉県病害虫防除所)
病害虫防除所が設置したオオタバコガのフェロモントラップへの雄成虫誘殺数が、深谷市、杉戸町、本庄市、越谷市の4か所全てで多い傾向が続いており、平年の2.5倍以上の地点も確認されている。
7月21日に気象庁が発表した季節予報によると、関東甲信地方の向こう1か月の気温は高く、降水量はほぼ平年並と予想されている。露地ナスほ場、スイートコーンほ場で幼虫の食害が確認されており、今後、被害拡大が懸念される。
オオタバコガ幼虫による果実の侵入痕(写真提供:埼玉県病害虫防除所)
同防除所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
(1)新しい食害痕や虫糞を見つけたら、その周辺に幼虫がいる可能性が高いため、発見しだい捕殺する。
(2)摘芯した腋芽や花蕾などには卵や若齢幼虫が見られるため、株元などに放置せず、ほ場外で処分する。
(3)施設栽培では、開口部に寒冷紗等(5ミリ目程度の防虫ネット)を張って、成虫の侵入を防ぐ。
(4)幼虫が作物内に食入してしまうと薬剤効果が低下するため、被害を確認したら直ちに防除を実施する。
(5)老齢幼虫に対しては薬剤効果が低下するため、薬剤散布は若齢幼虫のうちに実施する。また、同一系統の薬剤の連用は避ける。
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