【注意報】イチゴにハダニ類 県内全域で多発のおそれ 神奈川県2022年9月9日
神奈川県農業技術センターは、イチゴにハダニ類が県内全域で多く発生するおそれがあるとして、9月8日に病害虫発生予察注意報第3号を発令した。
巡回調査における育苗床でのハダニ類の寄生株率は、7月では6.9%(平年1.5%)、8月では2.5%(平年1.3%)と平年より高い状況が続いている。8月のハダニ類の発生ほ場率は78.6%と平年(23.1%)に比べて高い。また、8月の発生ほ場率が過去10年間で最も高くなっている。
気象庁が9月1日に発表した向こう1か月の気象予報では、気温は平年より高いと予想され、ハダニ類の増殖に好適な条件が続くと考えられる。定植前に防除を徹底し、ハダニ類の寄生密度を低下させる必要がある。
同センターでは次のとおり防除対策を呼びかけている。
〇本ぽで多発すると防除が困難になるため、本ぽへ持ち込まないよう定植までに防除を徹底する。ほ場をこまめに観察し早期発見に努め、ハダニ類が増殖する前に防除する。
〇ハダニ類は下葉の裏に多く寄生するため、下葉を摘き、薬剤が葉裏にも十分かかるよう丁寧に散布する。
〇ハダニ類が寄生した葉は、ほ場外に持ち出すとともに周辺に放置せず、密閉する等適切に処分する。
〇ハダニ類は薬剤感受性が低下しやすいため、系統の異なる薬剤でローテーション散布を行い、薬剤抵抗性が発達しにくい気門封鎖剤も活用する。
〇すでにハダニ類が多発しているほ場では、1回の薬剤散布のみでは薬剤の付着ムラなどで効果が不十分となる場合があるため、効果を確認しながら複数回散布する。
〇天敵カブリダニ剤を放飼する場合は、天敵への影響が少ない薬剤を散布し、ハダニ類の密度を低下させた後、天敵を導入する。
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