【注意報】トマト・ミニトマトに「タバココナジラミ」多発のおそれ 徳島県2022年11月2日
徳島県立農林水産総合技術支援センター病害虫防除所は、トマト、ミニトマトにコナジラミ類(主にタバココナジラミ)の発生を県北部地域で確認。平年より多発するおそれがあることから、11月1日に病害虫発生予察注意報第2号を発令した。
タバココナジラミ成虫(写真提供:徳島県立農林水産総合技術支援センター病害虫防除所)
10月25日と26日に行った巡回調査で、発生圃場率が100%、寄生葉率が22.3%と平年(68.8%、5.6%)に比べて高く、過去10年と比較して最も高くなっている。
高松地方気象台が10月27日に発表した1か月予報では、気温、降水量および日照時間はほぼ平年並。期間の前半は気温が平年に比べて高くなると予想されており、やや発生助長的な気象条件となる。
タバココナジラミ幼虫(写真提供:徳島県立農林水産総合技術支援センター病害虫防除所)
同防除所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
〇施設内への侵入を防ぐため、開口部は防虫ネット等(目合い0.4ミリ以下)で覆い、外部からの侵入を防止する。
〇増えすぎると防除が困難となるため、発生初期から防除を行う。
〇花粉交配用昆虫等の有用生物を利用している場合は、農薬の影響日数に注意する。
〇タバココナジラミは黄化葉巻病の原因であるウイルス(TYLCV)や黄化病の原因であるウイルス(ToCV)を媒介する。ウイルス病発病株は見つけ次第抜き取り、ハウス外に持ち出し適切に処分する。
〇防除については、徳島県植物防疫指針を参照するとともに、薬剤の使用に当たっては、必ず農薬ラベル記載事項を遵守する。
重要な記事
最新の記事
-
農畜産物を「交渉カード」にするな トランプ関税でJA茨城県中央会 森山自民幹事長に緊急要望2025年5月10日
-
米など「重要5品目」守り抜く トランプ関税交渉で森山自民幹事長 茨城で表明2025年5月10日
-
シンとんぼ(141)-改正食料・農業・農村基本法(27)-2025年5月10日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(58)【防除学習帖】第297回2025年5月10日
-
農薬の正しい使い方(31)【今さら聞けない営農情報】第297回2025年5月10日
-
JA貯金残高 107兆2744億円 3月末 農林中金2025年5月9日
-
米、再生産可能な施策で後押し 石破茂総理2025年5月9日
-
【JA人事】JAぴっぷ町(北海道)大西組合長を再任(3月28日)2025年5月9日
-
備蓄米 全農出荷済み6万3266t 落札量の3割 出荷依頼には100%対応2025年5月9日
-
イネカメムシ被害を防げ 埼玉県と加須市、「防除」を支援 JAの要請実る2025年5月9日
-
備蓄米の円滑な流通 さらなる方策検討 買戻し条件見直しも 江藤農相2025年5月9日
-
米価 「高くなる」判断がやや増加 米穀機構2025年5月9日
-
(434)世界の配合飼料業界のダイナミズム【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年5月9日
-
全農杯全日本卓球選手権大会(ホープス・カブ・バンビの部)岐阜県予選会を県産品で応援 JA全農岐阜2025年5月9日
-
職員対象に「農業体験研修」を実施 JA全農あきた2025年5月9日
-
米を買うときに重視「国産米」77.8% お米についての緊急アンケート 日本生協連2025年5月9日
-
外食市場調査3月度 市場規模は3162億円 3か月ぶりに前年比でもマイナス2025年5月9日
-
BASFグループの第1四半期業績 特別項目控除前EBITDAはほぼ前年同期水準を確保2025年5月9日
-
鳥インフル 米サウスダコタ州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年5月9日
-
生活協同組合ひろしまと連携協定「無印良品」商品を供給開始 良品計画2025年5月9日