【注意報】茶のカンザワハダニ 多発に注意 福岡県2023年3月2日
福岡県病害虫防除所は、茶のカンザワハダニが多発のおそれがあるとして、2月27日に病害虫発生予察注意報第2号を発令した。
2月5半旬調査の結果、成幼虫数・寄生葉率は例年あまり見られない表層では過去10年で最も高く、裾葉では過去10年で2番目に高い。なお、ほ場によって寄生状況に差があり、寄生葉率は表層で2~66%、裾葉で6~86%と幅が大きいが、全てのほ場で寄生が確認されている。
大宰府のアメダスの平均気温は1月で平年より0.5℃高く、2月1~23日は1.8℃高かった。福岡管区気象台が2月23に発表した九州北部地方の1か月予報によると、平年より気温は高く、降水量は少ないと予想されており、今後の発生が増加すると見込まれる。
同防除所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
〇春期の防除適期は、孵化幼虫の発生初期。例年は、平坦地で3月中旬、山間地で3月下旬頃だが、すでに孵化幼虫が見られているため早めに園の発生状況を確認し防除を行う。
〇裾葉、表層ともに発生状況をよく観察し、表層の寄生葉率が2%以上の場合は、卵にも効果の高い薬剤で速やかに防除を行う。
〇薬剤は寄生の多い裾葉の葉裏にも十分かかるよう丁寧に散布する。
〇薬剤感受性低下を避けるため、同一系統薬剤の連続散布を避け、異なる系統の薬剤をローテーション散布する。
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