【注意報】野菜、花きにオオタバコガ 県内全域で多発のおそれ 埼玉県2023年7月14日
埼玉県病害虫防除所は、野菜類、花き類にオオタバコガが県内全域で多発のおそれがあるとして、7月11日に令和5年度病害虫発生予察注意報第1号を発令した。
オオタバコガ幼虫による葉の食害(写真提供:埼玉県病害虫防除所)
病害虫防除所が設置したオオタバコガのフェロモントラップへの雄成虫誘殺数が、本庄市、深谷市、越谷市、杉戸町の4か所すべてで平年より多い傾向が続いている。深谷市、越谷市、杉戸町の3地点では注意報を出した昨年を上回る増加傾向が見られる。
7月6日に気象庁が発表した季節予報によると、関東甲信地方の向こう1か月の気温は高く、降水量はほぼ平年並と予想されている。露地ナスほ場で幼虫の食害が確認されており今後、被害拡大が懸念される。
オオタバコガ幼虫による果実の侵入痕(写真提供:埼玉県病害虫防除所)
同防除所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
〇新しい食害痕や虫糞を見つけたら、その周辺に幼虫がいる可能性が高いため、発見しだい捕殺する。
〇摘芯した腋芽や花蕾などには卵が産みつけられていたり、若齢幼虫が潜んでいたりすることがあるため、株元などに放置せず、ほ場外で処分する。
〇施設栽培では、開口部に寒冷紗等(5mm目程度の防虫ネット)を張って、成虫の侵入を防ぐ。
〇幼虫が植物体内に食入してしまうと薬剤の効果が低下するため、被害を確認したら直ちに防除を実施する。
〇老齢幼虫に対しては薬剤の効果が低下するため、薬剤散布は若齢幼虫のうちに実施する。また、同一系統の薬剤の連用は避ける。
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