【注意報】ナシ、カキ、カンキツ等に果樹カメムシ類 多発のおそれ 愛知県2023年9月19日
愛知県農業総合試験場は、ナシ、カキ、カンキツ等に果樹カメムシ類の発生がやや多発のおそれがあるとして、9月15日に令和5年度病害虫発生予察注意報第11号を発令した。

愛知県農業総合試験場によると、豊橋市に設置した予察灯において、果樹カメムシ類(チャバネアオカメムシ、ツヤアオカメムシおよびクサギカメムシ)の8月第1半旬から9月第2半旬までの誘殺数の合計が1467頭(平年851.5頭、前年907頭)で、過去10年間と比較して2番目に多い。
また、新城市に設置した予察灯において、チャバネアオカメムシ及びツヤアオカメムシが9月第1半旬から第2半旬にかけて急増している。7月下旬に行ったヒノキ球果の口針鞘数調査の結果、県内各地点において9月上旬から9月中旬にヒノキ林からの離脱が始まると予測。すでに多くの地域で果樹園への飛来が始まっていると推定される。
名古屋地方気象台が9月14日に発表した1か月予報によると、向こう1か月の気温は高い見込みで、同種の活動に好適な条件となる。
同所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
〇果樹カメムシ類は気温が高く風の弱い夜に果樹園へ飛来することが多い点を参考にして、ほ場での飛来状況をよく確認する。局地的に飛来し、集中的に加害する傾向があるため、被害の発生状況は園地間差が大きい。過去に果樹カメムシ類の被害が多かった園や山林に近い園では特に注意する。
〇発生を確認したら、表を参考に薬剤を散布する。収穫中のほ場における薬剤の使用にあたっては、収穫前日数に注意する。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(174)食料・農業・農村基本計画(16)食料自給率その他の食料安全保障の確保に関する目標2025年12月27日 -
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(91)ビスグアニジン【防除学習帖】第330回2025年12月27日 -
農薬の正しい使い方(64)生化学的選択性【今さら聞けない営農情報】第330回2025年12月27日 -
世界が認めたイタリア料理【イタリア通信】2025年12月27日 -
【特殊報】キュウリ黒点根腐病 県内で初めて確認 高知県2025年12月26日 -
【特殊報】ウメ、モモ、スモモにモモヒメヨコバイ 県内で初めて確認 高知県2025年12月26日 -
【注意報】トマト黄化葉巻病 冬春トマト栽培地域で多発のおそれ 熊本県2025年12月26日 -
【注意報】イチゴにハダニ類 県内全域で多発のおそれ 熊本県2025年12月26日 -
バイオマス発電使った大型植物工場行き詰まり 株式会社サラが民事再生 膨れるコスト、資金調達に課題2025年12月26日 -
農業予算250億円増 2兆2956億円 構造転換予算は倍増2025年12月26日 -
米政策の温故知新 価格や流通秩序化 確固たる仕組みを JA全中元専務 冨士重夫氏(1)2025年12月26日 -
米政策の温故知新 価格や流通秩序化 確固たる仕組みを JA全中元専務 冨士重夫氏(2)2025年12月26日 -
米卸「鳥取県食」に特別清算命令 競争激化に米価が追い打ち 負債6.5億円2025年12月26日 -
(467)戦略:テロワール化が全てではない...【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年12月26日 -
【スマート農業の風】(21)スマート農業を家族経営に生かす2025年12月26日 -
JAなめがたしおさい・バイウィルと連携協定を締結 JA三井リース2025年12月26日 -
「省エネルギー投資促進・需要構造転換支援事業」採択 高野冷凍・工場の省エネ対策を支援 JA三井リース2025年12月26日 -
日本の農畜水産物を世界へ 投資先の輸出企業を紹介 アグリビジネス投資育成2025年12月26日 -
石垣島で「生産」と「消費」から窒素負荷を見える化 国際農研×農研機構2025年12月26日 -
【幹部人事および関係会社人事】井関農機(1月1日付)2025年12月26日


































