名古屋大発ベンチャーのグランドグリーン「豊橋第2研究農場」を開設2023年12月29日
名古屋大学発ベンチャーのグランドグリーン(名古屋市)は、愛知県豊橋市に新たな研究拠点となる「豊橋第2研究農場」を開設。機能性野菜の開発を加速する。
豊橋第2研究農場(愛知県豊橋市)
同社は今年度、愛知県が運用する革新事業創造提案プラットフォーム(A-idea)において革新事業に採択され、高機能野菜を起点とした「あいちHealth&Food」プロジェクトを実施している。同プロジェクトでは、植物機能性成分であるスルフォラファンを超高含有するアブラナ科野菜の創出と事業化が進行中。今回の研究農場の開設により、当該作物の事業化を加速するとともに、多様化する品種・研究へのニーズにこれまで以上に柔軟・迅速に対応できるようになる。
豊橋第1・第2農場がある豊橋市は、平坦な地形と穏やかな気候に恵まれ、露地、施設野菜、果樹など様々な農業が盛んな国内有数の園芸・農産地。また、「食と農のまち・豊橋」としてスタートアップとの共創環境づくりを推進している。こうした立地を活かし、同社は地域の企業、農業者とも連携を強化する。
グランドグリーンは、次世代の食農を創造する研究開発型のアグリバイオスタートアップ。ゲノム編集技術や最新の知見を組み合わせた新しい作物と生産のあり方を種苗分野から提案するほか、独自に開発した新たな育種技術を提供するサービスを展開しており、共同研究パートナーも随時募集している。

◎「豊橋第2研究農場」概要
場所:愛知県豊橋市
敷地面積:約2000㎡
ビニールハウス:約1300㎡(2連棟+3棟)
主な試験品目:トマト、エゴマ、レタス、アブラナ科野菜 ※遺伝子組換え作物に該当する植物は栽培しない
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