【注意報】アブラナ科野菜、花き類にハイマダラノメイガ 県内全域で多発のおそれ 滋賀県2024年8月21日
滋賀県病害虫防除所は、アブラナ科野菜(キャベツ、ダイコン、ハクサイ、ブロッコリー等)と花き類(ストック、葉ボタン)にハイマダラノメイガが県内全域で多発のおそれがあるとして、8月20日に令和6年度病害虫発生予察注意報第7号を発表した。
滋賀県病害虫防除所によると、近江八幡市安土町大中で調査している指標植物のクレオメにおいて、8月第3半旬時点での寄生幼虫数の累積値は3.7頭で、平年(0.08頭)よりも顕著に多い(図)。
露地ほ場のキャベツ(写真1)で幼虫による食害が観察されており、平年よりも発生が早い。
大阪管区気象台が8月15日に発表した向こう1か月の気象予報では、気温は高い予想。今後も発生に好適な状況が続くため、被害の増加が懸念される。
同防除所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
〇ハイマダラノメイガは生育初期に成長点付近を食害するため、予防防除に努める。
(1)は種前や定植時に薬剤を処理する。
(2)ほ場をよく観察し、幼虫を捕殺する。また、幼虫による被害を確認したら、発生初期に薬剤を散布する。
(3)施設栽培では、開口部をネットで覆い、成虫の侵入を防ぐ。
図表・写真提供:滋賀県病害虫防除所
重要な記事
最新の記事
-
(408)技術と文化・伝統の引継ぎ【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年11月3日
-
令和6年秋の叙勲 加倉井豊邦元全厚連会長ら77人が受章(農水省関係)2024年11月3日
-
シンとんぼ(116) -改正食料・農業・農村基本法(2)-2024年11月2日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践 (33) 【防除学習帖】第272回2024年11月2日
-
農薬の正しい使い方(6)【今さら聞けない営農情報】第272回2024年11月2日
-
【25年産米】適正生産量683万tに懸念の声も(2)高米価でもリタイア?2024年11月1日
-
【25年産米】適正生産量683万tに懸念の声も(3)ギリギリ需給でいいか?2024年11月1日
-
【特殊報】「サツマイモ炭腐病」県内のサツマイモに初めて確認 鳥取県2024年11月1日
-
食と農の情報 若年層にはSNSや動画発信が有効 内閣府の世論調査で明らかに2024年11月1日
-
【注意報】野菜、花き類にチョウ目害虫 県内全域で多発のおそれ 佐賀県2024年11月1日
-
だし・かつお節需要が高まる年末年始に向けて「徳用シリーズ」売れ筋2品を10%増量 マルトモ2024年11月1日
-
JA貯金 残高108兆2954億円 農林中金2024年11月1日
-
【田代洋一・協同の現場を歩く】 福島・JA会津よつば 産地強化で活路探る 中山間地域で〝生きる〟2024年11月1日
-
鳥インフル 米サウスカロライナ州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2024年11月1日
-
鳥インフル オランダからの生きた家きん等 一時輸入停止措置を解除 農水省2024年11月1日
-
鳥インフルエンザ 「危機感共有して発生予防を」小里農相2024年11月1日
-
兵庫県ご当地カレー&「午後の紅茶」キャンペーン実施 JAタウン2024年11月1日
-
「JA共済安全運転アプリ」提供開始 スマホではじめる安全運転2024年11月1日
-
子どもたちが丹精込めて作った「優結米」熊本「みのる食堂」で提供 JA全農2024年11月1日
-
たまごのゴールデンウィーク「幻の卵屋さん」各所で出店 日本たまごかけごはん研究所2024年11月1日