【注意報】水稲(普通期稲)に斑点米カメムシ類 県下全域で多発のおそれ 高知県2024年8月29日
高知県病害虫防除所は、水稲(普通期稲)に斑点米カメムシ類が県下全域で多発のおそれがあるとして、8月29日に令和6年度病害虫発生予察注意報第5号を発表した。
高知県病害虫防除所によると、8月中下旬に実施した普通期稲の出穂始期~糊熟期のすくい取り調査(捕虫網50回振り)では、調査ほ場の99%(平年86%)で斑点米カメムシ類の発生が見られた。
県中央部の1ほ場あたりの捕獲頭数は、平年の約3.9倍と過去10年で最も多かった。
種別捕獲頭数は、クモヘリカメムシ(写真1)、イネカメムシ(写真2)の順に多かった(表)。
穂揃期~乳熟期に斑点米カメムシ類の発生が見られるほ場では斑点米被害(写真3)を生じるおそれがある。
同防除所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
〇防除適期である出穂の10日後およびその5~7日後に防除を行う。
〇薬剤については、高知県の病害虫防除指針を参照。使用時期(収穫前日数)に注意して選定する。防除に当たっては、農薬安全使用基準の遵守及び周辺農作物等への飛散防止対策を徹底する。
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