【注意報】ナシ、カキ、カンキツに果樹カメムシ類 県内全域でやや多発 愛知県2024年9月3日
愛知県農業総合試験場は、ナシ、カキ、カンキツ等に果樹カメムシ類が県内全域でやや多発のおそれがあるとして、9月2日に令和6年度病害虫発生予察注意報第7号を発表した。
愛知県農業総合試験場によると、新城市に設置した予察灯において、果樹カメムシ類の8月第1半旬から8月第5半旬までの誘殺数の合計が各種とも過去10年間と比較して多い。
各カメムシの予察灯における誘殺数は図を参照。チャバネアオカメムシは今年216頭(平年133.0頭、昨年91頭)となり、過去10年で3番目に多い。ツヤアオカメムシは今年148頭(平年20.3頭、昨年20頭)となり、過去10年で最も多い。また、クサギカメムシは今年609頭(平年268.5頭、昨年221頭)となり、過去10年で2番目に多くなっている。

7月下旬に行ったヒノキ球果の口針鞘数調査の結果、県内各地点においてすでに多くの地域で果樹カメムシ類の果樹園への飛来が始まっていると推定される。
名古屋地方気象台が8月29日に発表した1か月予報によれば、向こう1か月の気温は高い見込みで、果樹カメムシ類の活動に好適な条件となる。
同所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
〇果樹カメムシ類は夜温が高く風の弱い夜に果樹園へ飛来することが多い点を参考に、ほ場での飛来状況をよく確認する。局地的に飛来し、集中的に加害する傾向があるため、被害の発生状況は園地間差が大きい。過去に果樹カメムシ類の被害
が多かった園や山林に近い園では特に注意する。
〇発生を確認したら、次表を参考に薬剤を散布する。収穫中のほ場における薬剤の使用にあたっては、収穫前日数に注意する。

重要な記事
最新の記事
-
【特殊報】キュウリ黒点根腐病 県内で初めて確認 高知県2025年12月26日 -
【特殊報】ウメ、モモ、スモモにモモヒメヨコバイ 県内で初めて確認 高知県2025年12月26日 -
【注意報】トマト黄化葉巻病 冬春トマト栽培地域で多発のおそれ 熊本県2025年12月26日 -
【注意報】イチゴにハダニ類 県内全域で多発のおそれ 熊本県2025年12月26日 -
バイオマス発電使った大型植物工場行き詰まり 株式会社サラが民事再生 膨れるコスト、資金調達に課題2025年12月26日 -
農業予算250億円増 2兆2956億円 構造転換予算は倍増2025年12月26日 -
米政策の温故知新 価格や流通秩序化 確固たる仕組みを JA全中元専務 冨士重夫氏(1)2025年12月26日 -
米政策の温故知新 価格や流通秩序化 確固たる仕組みを JA全中元専務 冨士重夫氏(2)2025年12月26日 -
米卸「鳥取県食」に特別清算命令 競争激化に米価が追い打ち 負債6.5億円2025年12月26日 -
(467)戦略:テロワール化が全てではない...【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年12月26日 -
【スマート農業の風】(21)スマート農業を家族経営に生かす2025年12月26日 -
JAなめがたしおさい・バイウィルと連携協定を締結 JA三井リース2025年12月26日 -
「省エネルギー投資促進・需要構造転換支援事業」採択 高野冷凍・工場の省エネ対策を支援 JA三井リース2025年12月26日 -
日本の農畜水産物を世界へ 投資先の輸出企業を紹介 アグリビジネス投資育成2025年12月26日 -
石垣島で「生産」と「消費」から窒素負荷を見える化 国際農研×農研機構2025年12月26日 -
【幹部人事および関係会社人事】井関農機(1月1日付)2025年12月26日 -
GREEN×EXPO 2027の「日本政府苑」協賛を募集 2027年国際園芸博覧会協会2025年12月26日 -
初の殿堂入り生産者誕生 産直アプリ「ポケットマルシェ」2025年生産者ランキングを発表2025年12月26日 -
災害時の食の備えを支援 新サイト「食の備え BOSAI」公開 コープこうべ2025年12月26日 -
直営7工場で2026年元日一斉休業を実施「働き方改革」を推進 サラダクラブ2025年12月26日


































