【注意報】ねぎ、ブロッコリーなどに「シロイチモジヨトウ」県内全域で多発のおそれ 徳島県2024年9月18日
徳島県立農林水産総合技術支援センターは、野菜類の特に、ねぎ、ブロッコリー、カリフラワーと花き類にシロイチモジヨトウが県内全域で多発のおそれがあるとして、9月17日に令和6年度病害虫発生予察注意報第6号を発表した。
徳島県立農林水産総合技術支援センターによると、フェロモントラップの定点(7地点)調査において、8月第2半旬から9月第2半旬の平均総誘殺数が2189頭と、平年(1227頭)の約1.8倍となった。特に、阿波市市場町では4210頭と、平年(2183頭)の約1.9倍。また、阿波市阿波町では1904頭と、平年(1001頭)の約1.9倍となった。
高松地方気象台が9月12日に発表した1か月予報では、気温は平年より高い状態が続くことから、今後栽培圃場への飛来と加害の増加が予想される。
同所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
〇若齢幼虫は成長すると分散するため、卵塊や群を発見したら、速やかに捕殺する(図1)。
図1(左):シロイチモジヨトウ卵塊(提供:徳島県立農林水産総合技術支援センター)
図2(真ん中):シロイチモジヨトウ幼虫(提供:徳島県立農林水産総合技術支援センター)
図3(右):シロイチモジヨトウ成虫(提供:徳島県立農林水産総合技術支援センター)
〇中・老齢幼虫に対しては薬剤の効果が低いため、若齢幼虫期に薬剤防除する(表1~4)。
〇ねぎでは幼虫が葉身内へ食入してしまうと、薬剤の効果が低下するため、被害を確認したら直ちに防除を実施する。
〇防除については、徳島県植物防疫指針を参照。薬剤の使用に当たっては、必ず農薬ラベル記載事項を遵守する。
〇今後の発生動向については、徳島県立農林水産総合技術支援センターウェブページ内、病害虫防除所の各種データ・フェロモンのページを参考にする。
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