植物の精細胞を覆う膜の統一名称を決定 横浜市立大学2024年10月18日
横浜市立大学 木原生物学研究所の丸山大輔准教授と、フランス国立農業・食料環境研究所のThomas Widiez科学ディレクターは、世界の主だった専門家たちとともに議論を重ね、精細胞を覆う膜を「perigerm cell membrane」と命名した。日本語で「生殖細胞を覆う膜」を意味する。

三細胞性花粉の模式図
これまで、精細胞を覆う生体膜に複数の呼称があることで植物生殖研究に混乱が生じていた。学問において、専門用語は円滑な教育研究活動の基盤となる必須の道具。世界中の教科書や論文で今後、この名称が使われることから、今回の名称統一は植物科学の重要な過程といえる。日本語の新名称は専門家の協議で定められる予定。
同成果は10月15日、植物科学誌『Nature Plants』に掲載された(2024 年)。
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