微生物の特徴や取り扱い方法まとめたブックレット集 全47巻が完成 農研機構2025年3月27日
農研機構は3月26日、農業生物資源ジーンバンクが保存する微生物遺伝資源の特徴や取り扱い方法について微生物の種類ごとにまとめた「微生物遺伝資源利用マニュアル」の第47巻「植物ウイルスの特性とその利用(Ⅱ)」を公開した。全47巻のブックレット集が完成し、ジーンバンクが保存する微生物遺伝資源全体の取り扱い方法をカバー。このブックレット集は微生物に関する研究開発や教育などの幅広い分野で利用できる。
表:微生物遺伝資源利用マニュアル(ISSN:1344-1159)の全47巻一覧
農研機構は、「微生物遺伝資源利用マニュアル」を1995年度より出版し、農業生物資源ジーンバンク事業のウェブサイトで無料公開している。このブックレット集は専門性の高い資料ながら、過去1年間(2023/12~2024/11)に、7万6000件のアクセスがあり、広く利用されている。
ブックレットでの解説図版。詳細な手順を写真で示したウイルス接種の手順。第47巻から
昨年度までに46巻を出版しており、それぞれのブックレットには、ジーンバンクで保存する微生物遺伝資源の分類や同定、特性および取り扱い方法に関する情報が記載。農研機構内外の各微生物の専門家が、豊富な図版を用いてわかりやすい構成で作成され、微生物の取り扱いの未経験者でも微生物を理解して活用できる。
特に希望が多かった第47巻「植物ウイルスの特性とその利用(Ⅱ)」の公開により、糸状菌、細菌、ウイルスなどの植物病原微生物だけでなく、発酵微生物や根粒菌など、ジーンバンクで保存する微生物遺伝資源の取り扱い方法を幅広くカバーしたブックレット集 全47巻が完成した。
重要な記事
最新の記事
-
「良き仲間」恵まれ感謝 「苦楽共に」経験が肥やし 元島根県農協中央会会長 萬代宣雄氏(2)【プレミアムトーク・人生一路】2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(1)2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(2)2025年4月30日
-
【人事異動】農水省(5月1日付)2025年4月30日
-
コメ卸は備蓄米で儲け過ぎなのか?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年4月30日
-
米価格 5kg4220円 前週比プラス0.1%2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間にあたり】カビ防止対策徹底を 農業倉庫基金理事長 栗原竜也氏2025年4月30日
-
米の「民間輸入」急増 25年は6万トン超か 輸入依存には危うさ2025年4月30日
-
【JA人事】JAクレイン(山梨県)新組合長に藤波聡氏2025年4月30日
-
備蓄米 第3回は10万t放出 落札率99%2025年4月30日
-
「美杉清流米」の田植え体験で生産者と消費者をつなぐ JA全農みえ2025年4月30日
-
東北電力とトランジション・ローンの契約締結 農林中金2025年4月30日
-
【'25新組合長に聞く】JA新潟市(新潟) 長谷川富明氏(4/19就任) 生産者も消費者も納得できる米価に2025年4月30日
-
大阪万博「ウガンダ」パビリオンでバイオスティミュラント資材「スキーポン」紹介 米カリフォルニアで大規模実証試験も開始 アクプランタ2025年4月30日
-
鳥インフル 米デラウェア州など3州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2025年4月30日
-
埼玉県幸手市で紙マルチ田植機の実演研修会 有機米栽培で地産ブランド強化へ 三菱マヒンドラ農機2025年4月30日
-
国内生産拠点で購入する電力 実質再生可能エネルギー由来に100%切り替え 森永乳業2025年4月30日
-
外食需要は堅調も、物価高騰で消費の選別進む 外食産業市場動向調査3月度 日本フードサービス協会2025年4月30日
-
キウイブラザーズ新CM「ラクに栄養アゲリシャス」篇公開 ゼスプリ2025年4月30日
-
インドの綿農家と子どもたちを支援「PEACE BY PEACE COTTON PROJECT」に協賛 日本生協連2025年4月30日